張り詰めてた糸

プツンっと。
切れる
あるときに
それは突然に。
いや、突然ではない
日々の瑣末なことに擦れ、
わずかに削れていた
それに気づかないフリをして
だけど傷を受けたという事実は変わらず
正直で
いつまでも耐えることはなく
あっけないほどに、
その時はやってくる
サプライズの如く
積み重なるように
No thank youと言ったところで、
誰に返せばいいのかもわからない。
空に向かって投げたボールは、
自らの頭上に落ちてくる
足取りは、決して軽くはなく
稲田に足元を掬われないように慎重に
でも、大胆な1歩が必要なんだ


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