食べ放題の満足度は本当に高いのか?

昔に比べていろんな食べ放題を目にするようになった。
ご飯に始まり、野菜、スープ(汁物)やお肉、海鮮なんかもあったり、
スイーツ食べ放題ってものもはや定番であったりもする。

一見、好きなだけ食べられるのだから、選んで食べることと比べると
良さそうに思えるが、実際どうなんだろうか?

まず最初に考えることは、いくら(何個)食べれば元が取れるのか?ということだろうか?人の心理として、せっかくお金を払うなら損はしたくない。
つまり、この場合で言えば、単品で注文した場合よりもお得に食べれたという実感・結果を得たいわけである。そんなことを実際どれぐらい頭の中で思っているかは関係なく、自然に考えているはずだ。何個は絶対食べよう。みたいな。

そうして、食べ始めると意外と量が食べられないことに気づく。
だけどお金を払っている手前、最初に決めた目標を下回るとなんだか損した気分になるので、頑張って食べてしまう。

結果として、どうだったかは食べ終わった時点ではもはやどうでも良く、
お腹がいっぱいで味わう余裕なんてほとんどなくて、ただただ目の前にある食べ物を体内に押し込む、そんな作業と化していたのではないだろうか?
もちろん、最後まで美味しく食べることができる人もいるだろうし、上記の考察は私自身の偏見が入っていることは百も承知である。

しかしながら、少なくともひとつを選んで食べる時と比べて、
量を食べる時の方が、料理へのありがたみの重みが薄れている、そんな気がしてならない。

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