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シニア向けオンラインフィットネスの海外事例

注目が集まるシニア向けフィットネスサービス
今、海外ではシニア向けのフィットネスサービスが注目されています。それを象徴する2つの例を紹介します。

一つ目は、日本でも有名なピーター・ティール率いるfounders fundがシニアにフォーカスしたライブ・オンデマンドのフィットネスクラスを提供するbalancedにシードで投資したことです。

二つ目は、a16zがシニアの転倒予防に特化したオンラインフィットネスサービスを運営するBoldに投資したことです。

他にもYCに所属する連続起業家がシニア向けフィットネスコーチングを提供するMighty Healthを運営しており、シリーズAで約10億円調達しています。

これらの企業は順調に利用者数を伸ばしているように見えます。

注目されている理由

では、何故ここまでシニア向けのフィットネスサービスのが注目を集めているのでしょうか?

調べたところ、balanced創業者やGetSetUp創業者は、デジタルを活用するシニアの急増が最も大きい理由だと考えているようです。

私もそれに同意します。

新型コロナウイルスにより、スマートフォンをはじめとするデジタル機器の重要性が増しました。実際に日本でも、すでに70代の8割がスマホを使用しています。

アプローチ方法で分けられる3つのグループ

海外事例を調べていくと、オンラインでシニアフィットネスにアプローチするには以下の3つの方法があると感じました。

  1. コーチング型

  2. コミュニティ型

  3. ゲーミフィケーション型

コーチング型を実現しているのは、Mighty Healthです。

シニア1人につきトレーナー1人が専属でつき、毎日チャットをしながらモチベーション維持を行っています。担当がつくことで人件費が上がり、価格が高くなってしまうというデメリットはありますが、パーソナルトレーナーのようにモチベーションを維持してくれるため、高品質だと言えるでしょう。価格が高いと言っても、実際に運動する時は動画を視聴する形であるため、パーソナルトレーナーよりはだいぶん安価になります。日本円でいくと4000円ほどでサービスを提供しているようです。

また、2つ目のコミュニティ型を実現するのは、GetSetUpです。

GetSetUpは1日に約80ものライブクラスを提供しています。オンデマンドは一つもありません。そこでは、参加者同士でチャットすることができます。また、講師や参加者とzoomモードでコミュニケーションを取ることもでき、コミュニティがモチベーション維持の役割を果たしているといえます。ユーザー同士でモチベ維持をし合うため、コーチング型よりも安価にサービス提供を行うことができます。価格が頻度高めに変わっているので分かりにくいですが、500円以下で提供しているようです。

3つ目はゲーミフィケーションです。
代表的な事例としては、ポケモンGOが挙げられます。

ポケモンGOは若者起点で世界的に流行しましたが、50代60代でも今も継続する人は少なくありません。言うまでもなく、ポケモンGOは歩くことを促進します。ゲーム形式で楽しいため、嫌という気持ちがなく運動をすることができます。

まだまだ勉強すべきことは多いですが、今日は一旦ここまでにしたいと思います。

ありがとうございました。


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