ミスイベの個人的歩き方 その1

はじめに

ミステリーイベントの歩き方の様なものを書いてみようと思った。

謎解きイベントでは「XXの団体であればYYの形式だから、ZZを楽しめるよ!」という会話があるのに対し、どうもミステリーイベントはあまり聞かない。そもそも参加する時点から金額的ハードルやスキル(実際に推理というのはスキルの問題ではないから何とも言い難いが、いわゆる「私推理苦手」)的ハードルから、人を誘いにくいイベントも存在する。それでも、ミステリークラスタといった人間たちは、それぞれのミステリーイベントについて魅力を感じて参加しているのである。それゆえ、それぞれの人がたぶん、「AAっていうミステリーはどうなの?」と聞けば「BBっていう感じのイベントだから、CCを楽しめるよ」と答えてくれる。

娯楽については、一つのものに対して人それぞれが楽しみ方を持っていると思う。それぞれの人がそのものに対して抱いている感情や期待によって、楽しみ方が変わる。それはミステリーイベントでも同じ。私自身の楽しみ方もあるし、隣で一緒に推理している人にもその人の楽しみ方がある。イベントとしてゴールが同じでも、注目点は違う。いや、そもそもイベントがスタートする前時点から、感情や期待の際によって楽しめるか楽しめないかの問題も発生してくる。もし隣で一緒に推理している人が、参加前に抱いていた感情や期待と違ったがためにそのイベントを楽しめていなかったらどうだろう。ちょっと悲しい。どうしようもないことではあると思うが、それでも。そうなるとその人へできるアプローチは2つしかなく、「合わなかったんだね」と諦めるか、「こういう風に楽しめるよ、こういう風に楽しむんだよ」とちょっと説得がましいことを言ってみるしかない。

逆に、もし自分が抱いた感情や期待を裏切るイベントに出会って「あー違うな」と思ってしまったら、それ以降はも
苦手な内容だからという理由で、そのイベントやこのゲームに参加しないという選択をすることもあるだろう。
「こういう風に楽しめるよ、こういう風に楽しむんだよ」と後から誰かに言われても、頷くくらいしかしない可能性もある。もちろん、その話に惹かれてまた参加してみようと思うこともあると思うが、少なくとも一度でも面白味を感じなくなったら行きにくくなる気持ちはある気がする。

これを書くことで、誰かに対してミステリーイベントはこう遊ぶべき!と言いたいわけではない。“ミステリーイベント”にも色々あって、少なくとも私はこのイベントではこういう楽しみ方をしている、という独り言である。独り言だが、読む人には、私に対して「あのミステリーイベントはどうなの?」と聞いている気持ちになって欲しい。その質問に応える体で書いている。だから本当に個人的なことであるし、正解でもない。それで、少し格式ばった感じではなくて、思ったとおりに書いてみた。それゆえ、少し読みにくいことはご理解いただきたい。

もっと言うと、制作者側だからと言ってあるミステリーイベントに批判的、あるイベントに贔屓的であるということはしない。そのためにも、今回は「このイベント」ではなく、「この形式のイベント」という形で話す。イベントの形式分類については、以前私が勝手に分けた分類(図1)を参考にしていただきたい。また、形式で話すことによって、今後出てくるイベントのイメージも持てるような気がする。とはいえ、イベントとは不定形だ。そこについても新規に出てきたイベントが『この形式だ!』と言い切ることは難しい。だから、一応以前に書いたイベント形式の分類に書いてあるフワッとした定義を、もう一度フワッとした形で書いておくことにする。

念押しの様だが、あくまで個人的かつ1人のちっぽけな参加者の意見である。そして私自身の人生歴と身体が一個しかないのもあり、全てのミステリーイベントに参加している訳ではない。全盛期(だと自分が思っている10年前頃)の時代は参加していないニワカクラスタが『歩き方』なんて書こうとしているのだから、危なっかしい。その為、もし「違う!」とか「こういう遊び方もある」とかあれば、教えてほしい。「こんなイベントもあって、こういう遊び方ができる」という話は是非、どんどん聞かせてほしい。そういう不完全な文章なので、留意していただけると幸いだ。

最後(だけども最初)に、いつも厭きずに一緒に遊んでくれる、厭きずに話を聞いてくれる/聞かせてくれる友人たちへお礼を言いたい。


図1:ミステリーイベントの個人的分類

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自分のミステリー公演に関する情報まとめや、出演した参加型イベント・通常の舞台の裏話、体験したイベントやイマーシブ公演の追体験的記述をしています(ネタバレを多分に含みます)。長文書く癖があるのに、途中で飽きて辞めちゃうこともあります。