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決めつけないでしっかり観る・聴く

昨日は講座を担当するため、久しぶりに夜、市内中心部に行ってきました。どこもクリスマスの飾りつけになっていて、ビックリしました。
来週からもう12月なんですよね。これから12月中旬まで、夜7時から開催の講座が続きます。普段はほとんど夜の繁華街を出歩くことがないので、雰囲気だけでも12月の賑わいを楽しみたいと思っています。

昨日始まった講座は、広島市の施設が開催する市民公開講座で、テーマは、アサーティブコミュニケーションについです。
当初の予定は、7月開催だったのですが、コロナ感染拡大により、昨日からの開催となりました。
年末のあわただしい時期で夜の講座だと、参加も少ないのではないかな?と思っていたのですが、7月に申し込みをされた方々が開催をずっと待っていてくださっていました。

参加された方の中に、ひときわ、ワクワク,ウキウキしながら受講されている方がいらっしゃいました。
ワーク中に、お声がけしたところ、
「講座のテーマに関心があったのはもちろんなのですが、大西さんのプロフィールを拝見して、ぜひ受講したいと思ったんです!講座が開催されるのを、ずっと楽しみに待っていました!」とおっしゃったのです。

詳しく聞いてみると、私が現場改善指導をしている銀行のある支店の雰囲気や応対がとても素晴らしくて、いつも気持ちよく手続きやご相談にいらっしゃっているとのことでした。

「どのようなご指導をされているのか、以前から関心を持っていました!」
長年、現場改善指導を担当させていただいている銀行のことを、褒めていただいたこと、それがきっかけになって、私のことも知っていただいたことをとても嬉しく思いました。
講座のテーマは、銀行の改善指導には直接用いていません。
でも、私自身が人と関わる中で、大切にしていることをこの講座の中でもお伝えしながら、参加された皆さんと交流を深めていきたいと思っています。


経験が増え、見識が深まるとパッと見ただけでもその人のことや、物事の傾向や特長がわかるようになりました。
これは、25年以上、企業さんや店舗を訪問して、改善提案をさせていただいたおかげです。銀行だけでも、現場での改善指導に16年携わっていて、訪問した店舗数は、比較調査を含めると、延べ1600店を超えました。

しかし、大切なポイントを的確にとらえるのならいいのですが、大して見もしないで、その傾向の枠に無理矢理はめ込んでしまってはいけません。
特に、人に対しては、観るだけでなく、聴いて、訊いて確かめて、相手が受け止めやすい言葉や態度で伝えないと、伝わらないし、変容の扉は開かないと思っています。

確かめもしないのに、括られるのはみんな嫌いです。娘たちは、「ゆとり世代」と言われるのが大嫌いです、私もかつて、「新人類」と言われるのが嫌いでした。なにか、上から目線で決めつけられているような気持ちになります。
一つひとつの傾向を見ていけば、当たっているところもあるけど、わかった風な口をきかず、ちゃんと見てよ!と言いたくなります。

今年は銀行の店舗指導だけではなく、法律事務所のオフィスに伺って一緒にお仕事をさせていただきながら改善提案を行いました。また、年末か来年早々には、駐車場の改善指導のご依頼もいただいています。どちらも、長年、銀行の調査・改善指導・研修に携わっていることからのご紹介に繋がりました。

公共施設での講座、学生の講義も、企業さんの調査・現場改善指導・研修、そしてオンラインでの面談…。テーマも仕事も多岐にわたりますが、どのお仕事にも「とことん寄り添う」を大切に心を込めて担当させていただきたいと考えています。

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