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08. 2段階で仕事を覚えた(1)

□ 教えられなくても正確にこなせるようにする


最初のブログにも書きましたが、仕事は、荷札を見ながらエリアごとに荷物を仕分けていくことでした。

しかし、仕分けのルールが複数あり、送り状/荷札の形状も多種多様なので、瞬時に判別するにはかなりの時間を要します。
ベテランの方でも、荷札のチェックには時間がかかっていました。
迅速さより正確さが何よりも重要だからです。

しかし、少ない人数で大量の荷物を仕分けるには、1個の荷物の振り分けに時間がかかっていては作業が終わりません。


(1)どうやって確認する時間を短縮したか?

住所を見ただけでどのエリアかが瞬時にわかるよう、エリアの詳細をまずしっかり覚えるようにしました。
カートから荷物をピックアップする→住所を確認→所定のコースに置きにいく。
ここまでが瞬間に判断出来るだけで、動きはかなりスムーズになります。
そして、所定のコースに移動する途中で、配達指定日、着払い・代金引換などの詳細をチェックして正確に仕分けを行くようにしました。

(2)作業内容と手順を把握


仕分け方を理解した後は、その作業に伴う仕事の内容や手順を把握しました。

①ベース店から、何時にどのような荷物が到着するか。
②配達の車は、何時頃センターを出発するか。
③作業開始から作業終了までの仕事の流れとポイント
・仕分けの前に準備しておくこと
・仕分け中に仕分け作業の妨げにならないように行う必要があること
・見出しをつける位置や見出しの書き方
・作業終了時の整理整頓の仕方など

④自分が判断に迷った時、次に何をすればよいかわからないときに、誰に指示を受ければよいか
⑤現場の他のスタッフの方の役割分担の詳細

①~⑤を理解することで、いつまでに、何を、どのように行えばよいかがわかり、時間はかかっても、足手まといにならないように仕事が出来るようになります。
従って、仕事を教えるのも、①~⑤についてわかりやすく具体的に説明して、出来るようになってもらうことだとわかりました。

特に、①~③を省略して、その都度「これをやってください」「次はこれをやってください」と、仕事を頼んでいたら、作業のロスとミスが生じてしまいますし、頼まれた人はいつまでたっても言われたことしか出来ません。

本業がこの分野の専門なので(笑)、仕事を覚えながらどういう仕組みになっているか、ワクワクしながら観察して手順やポイントを覚えていきましたし、わかりにくい点は、理由を含めて教えていただきました。

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