見出し画像

毎日の書き写し

画像1

写真は、11年前から毎日使っている手帳です。毎日、ページをぎっしり埋めて、スペースが足りなくなると紙を貼り付けて書いたり、名刺やお手紙や雑誌・新聞の切り抜きなども貼り付けているので、どんどん膨れ上がっていきます。

毎年、今ごろからヒモで縛って膨張を防がないと間にいろいろなモノが入り込んでボロボロになってしまうのです。

毎日書いているものとしては、著名な方の語録で、毎朝のルーティンになっています。
今年は稲盛和夫さんの一日一語。

画像2

丁寧に書き写すことが、精神統一にもなっていますし、その言葉からブログや研修のヒントを得ることがたくさんあります。

今日書き写した内容は「信念・志・勇気」でした。短いので、ご紹介いたします。

先賢の高邁な知識をどんなに学んでも、経営論や技術論をいくら習っても、道を極めようという強い信念、高い志、勇気を持って臨まなければ、身に心に、深く刻みこまれることはない。
それでは、いざ、実践しようというときに役に立たない。

身近でよく目にすることを言い表している言葉だと思いました。
そしてイメージしたことは、

背中に沢山の優れた道具を背負っているのに、持てるだけ持って、使いこなすことができじ、目の前で起きていることに、丸腰でオロオロしている状態。

今まで手に入れた道具は使い物にならないんだ!と勘違いして、別の道具を求めて彷徨う。

どれも、使いこなせるまでにならず放置。

他の人が上手に使いこなしている様子だけを見てまた飛びつく。

背負った籠の中がいっぱいになり過ぎていつも気分は冴えない状態。

私にはもっと別の道具が必要なんじゃないかと、それまで手に入れた道具を置き去りにして、心機一転、新しい道具探しの旅に出る。

道具の性能や使い方を知るとこも大切ですが、その前にまず、その道具がなぜ必要だったかをしっかり理解していることです。

自分自身がどのような人間で、現状はどうなっていて、どこへ行こうとしているのか?

そのプロセスを、誰のどのような悩みや不安を解決したいと思っているのか?

それを明確にせずに、あれこれ道具を増やしても使いこなせるわけは、ありません。

相手は万能器具を求めているわけではなく、目の前の課題を解決するために最適な道具を求めています。

自分自身のことがしっかり理解できていないのに、人のことなどしっかり理解できるわけはありません。

理解するのに時間がかかること。
自分で一から考えなければいけないこと。
そんな時間なんてない!と思っている人ほど、後で、その何十倍もモヤモヤして前に進めなくなるものだと思っています。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?