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信じて進む

今日は、島根の専門学校で、修了試験に立ち合ってきました。
90分のレポート試験です。試験に立合って、
レポートを直接受け取っています。

90分✖️15回の人間関係学の講義を通じて、みんなが、どんなことに気づき自分らしい関わり方のために一歩踏み出したか?
A 3のレポート用紙にぎっしり書いてくれます。

一人ひとりの思いが詰まったレポートを直接受け取らなければ、それまでの私の関わりは嘘になります。

スマートフォンが普及し、コロナでリモート、オンラインが当たり前になった学生にとって、対面、手書きは馴染みのないことです。でも、面倒だとか抵抗あるとかと思わずに新鮮な気持ちで楽しんで取り組んでくれています。

特にこの講義を担当しはじめた24年前からずっと続けている感想レポートを介して、1人ひとりと対話を重ねることで、3カ月後には漏れなくみんな何かが変わっています。

毎回提出してもらったレポートにぎっしりコメントを書いて
お返しすることを24年続けています

一番大きな変化は、毎回のレポートには、1、2行しか書けなかった学生が、修了レポートは、1時間かけてスペースをぎっしり埋めてくれることです。そこには、その学生にしか書けない思いやエピソードがぎゅっと詰まっています。

そのレポートを帰りのバスの中で、ハンカチを片手に読むとき、全力で関わったことに対して、その何十倍もの褒美をもらった気持ちになります。

今年はいつもの年よりも、ハンカチがぐしゃぐしゃになりました。
私の関わり方からいろいろなことを気づいて実践し始めたことや
変化についてたくさん書いてありました。

アルバイト先での仕事の仕方が変わった。 
家族に話を聞くのが上手になったと褒められた。
自分から考えや思いを抵抗なく伝えられるようになった。

みんな、学ぶだけでなくしっかり実践して変化を得ているんです。

届くか届かないか?なんてどうでもいい。私は私らしく自然体で関わろう!

いつもそう思いながら関わっている私に、今年もみんなが、行動や成果で応えてくれていました。
なによりも、ひとりひとりにとって、安心して自分自身と向き合い、自分の言葉で語り、協力して取り組む時間になっていたのが嬉しいです。

そして、レポートを受け取って控室に帰ると、学科長から、もう一つ嬉しいプレゼントをいただきました。
4月からは、後期だけでなく、前期も講義をお願いしたいというお話しでした。

テーマは、「コミュニケーション学」でアサーションの講義です。
以前から担当させていただきたいなと思っていたことが叶いました。

3年前から、25年以上学び続け、研修や講座を担当してきたアサーションを、自分なりに再構築していました。それに引き寄せられるように、アサーションの研修や講座が増えてきていたのです。そんな中、この学校でアサーションの講義を担当させていただきたいという思いが強くなっていました。

早過ぎず遅過ぎず、ベストなタイミングでいただいたご依頼を、喜んでお受けすることにいたしました。
春が訪れるのが待ち遠しいです。
今夜は、受け取ったレポートにじっくり目を通しながら、これからの計画を立てていきたいと思っています。

 

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