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再び早朝アルバイトを始めました!

1.このままこの仕事を終えたくない!

配送センターの12月は、お歳暮、クリスマス、おせち料理関連の荷物で半端じゃないほど忙しい1か月でした。
その大変な時期を、皆さんの足手まといにならず、自分なりに工夫しながらアルバイト期間を終えることができました。
その充実感や達成感は、本業である研修や店舗調査とは少し違っていて、“毎日が楽しくて楽しくて仕方ない!”と思えました。
ですから、年末が近づくにつれ、この仕事が終わってしまうことを残念に思うようになっていました。

次女に、「母さんは、できれば、これからも働いてみたいと思ってるんよね」と相談すると、
「母さんがそう思ってるんだったら、所長に相談してみたら?きっと喜ぶと思うよ。私もアルバイトが出来るのは3月までだし、今、仕分け作業を手伝ってくれているSくんやFくんも、来年にはいなくなるから、人手は足りないはずだよ」。

次女の言葉に背中をドンと蹴られた気がして、その勢いで翌日、所長に相談してみました。すると所長から、
「大西さんには、引き続き、来てほしいと思ってたんよね」と嬉しい言葉が返ってきました。

ただ、これからは短期のアルバイトではなく、長期のパート勤務になること。勤務形態が変わるのであらためて契約を結ぶ必要があるということなどの説明を受けました。
私は、「出勤日数にかなり変動はあるけれど、週1でもよければ雇ってください」と告げ、所長に快諾していただき、ふたたびお世話になることが決まりました。

思い立ったが吉日です。所長に相談した日、家に戻ってすぐに履歴書を作成して事務所に持って行きました。
所長は私の履歴書を嬉しそうに受理してくださり、「総務に早速連絡して、手続きを進めてもらうように頼むね」とおっしゃっていました。しかしそのあと、少し表情を曇らせながら「でもね、ウチはその手続きがけっこう時間がかかるんよね。必ず連絡するから待ってて下さい」とおっしゃったのでした。

2.一体いつまで待たせるのか?

年が明け、1月9日に連絡が入りました。事務所に伺って、形式的なものですが、エントリーシートを作成し、適性検査を受け、所長と面談しました。

次女から、「年末より物量は減ったけど、私も学校の授業が始まるので、1月からほとんど出勤できなくなるから、現場は人手が足りないと思うよ」と聞いていました。私としてはすぐにでも働きたい気持ち満々でした。

しかし、所長からまた、「ウチはこういう手続きがものすごく遅くて、働いてもらうのは早くても2月中旬以降になるかも…」と言われ、がっかりしながら連絡を待つことにしました。

ところが、回答予定の2月中旬になっても、一向に連絡が入りません。所長も他の営業所に応援に行って不在がちでした。

“もしや、忙しくて忘れられているのかも?”と不安になり、事務所の方を通じて尋ねてもらうと、

「まだ、本部から承認が来ないんよ。忘れてるわけじゃないからもう少し待っててください」との返事。
結局、2月28日になっても連絡は入りませんでした。

3月2日に近くのコンビニで、仕事が終わったドライバーのKさんにバッタリお会いしたので、なかなか連絡が入らないことを相談すると、

「おそらく、3月中旬で年度が終わるので、来てもらうのはそれ以降になるかもしれないですよ。以前も同じ時期にずっと待ってもらった方がいらっしゃって、契約につながらなかったことがあったんです」と言われました。

・現場が人手不足で仕分け作業に支障が出ている状態。

・仕分け作業がスムーズに進まないと、ドライバーさんの出庫時間にも支障が出てしまい、遅配が発生する可能性がある。

・出庫時間を守るために、ドライバーさんが早出を余儀なくされ、時間外労働がさらに増える。

・そんな中、少しでも現場作業スムーズに進むよう、すぐにでも働きたいと思っている者が首を長くして採用OKの連絡を待っている。

現場でこういう悪循環が生じているのに、この会社は、1名のパートスタッフを雇うのに、何をモタモタしているだろう?

何のための働き方改革?生産性の向上なの?

管理部門は、この深刻な現状を本当にわかっているのか?

連絡を待ちながら、私の苛立ちは増すばかりでした。

しかし、「そんなに待たされるなら、働くのは止めよう!」思うどころか、
「こんな呆れた本部のやり方のために、現場は負わなくてもいい苦労をして大変な思いをしているわけだから、私に出来ることを探しながら働いて、少しでも改善に貢献したい!」という気持ちがどんどん高まっていきました。

そして3月6日、やっと所長からOKが出たと連絡が入りました。
その日の夜、営業所を尋ねて、1時間以上かかって手続きのための書類を作成しました。

“パートスタッフを1名雇うのに、このおびだたしい書類は一体何のために必要なの?こんなことに時間をかけるより、仕事のやり方を教えることに時間をかけてほしいのに…”と思いました。

パートスタッフとしての初出勤は3月19日。
2カ月半分のイライラ、モヤモヤを「よっしゃ、がんばるぞ!」に変え、私はふたたび配送センターで働き始めました。

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