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「世の中が」「状況が」を言い訳にしない

去年の今頃は、拙書の出版を控えていて、毎日、校正で戻ってきた原稿をチェックしながら、店舗改善指導や研修を行っていました。

印刷所に入稿されるまでに
校正チェックした原稿


だから、今年は全然ハードスケジュールという感じはしないんです。

コロナ感染が拡大し始めた2020年3月。
東京や大阪で、徐々に感染が拡大し、対面研修が次々キャンセルされるのを知り、広島も、同じような事態になることが予測できました。

ちょうど60歳の誕生日を控えていて、今年はゼロスタートの年にしたいと思っていたので、仕事が減るという不安より、

「自分自身を見直して、これからの10年、20年をどのように生きるかを考える時間にしよう!」と考え、ワクワクしていました。

実際には、仕事がなくなるということはなく、普段の年より余裕を持って仕事に取り組める状態。

そんな中で、半年かけて取り組んだのが、これからの仕事に必要な、プロフィールの作成でした。

20年分の研修実績や、お客様の声を見直し、

私は、誰のどのような課題や問題を解決したいのか?
それは、何のためか?
を考えながら、言葉にしていきました。

また、生まれて現在に至るまでの経験も振り返り、大切にしてきたことも整理しました。

仕事と並行して、いくつかの問いを自分に与え、答えを言葉にしていく作業。脳が汗をかくような感覚。
なかなかピッタリの言葉がみつからなくて、頭の隅に、「問い」がこびりついているような感覚を何度も経験しました。

プロフィールを作成するというより、これからも、迷いなく自分らしく生きるための拠り所を自分自身の手で創り出すという気持ちが強かったので、夢中で取り組みました。

コロナ感染が拡大していき、事態はますます深刻になり、研修のあり方も大きく変わっていきました。
しかし、自分自身とガチで向き合って、これからをどう生きたいか?を考えている私には、

そんなの関係ない!と思えること。
プロフィールを作成する中で、
何の目的で、誰のどのような問題や課題を解決したいか?
を明確にできたので、コロナ感染に関わらず、仕事のスタイルを変えないという決断に至りました。

プロフィールを作成してから、迷いや不安を払拭して、仕事に取り組めていますし、自分の思い描いていた仕事のあり方を実現できています。

そして、あの頃、自分の思いや考えを、きちんと言葉にするトレーニングを行ったことが、拙書の出版に繋がりました。

「仕事が忙しいから」「今は、そんな余裕がないから」
というのは、私にとっては、全て言い訳。
大事なのは、「やるか、やらないか」
「やるんだったら、どうやって時間を捻出するか」を考えればいいだけのこと。そのときに、大切にしなければいけないのは、無理をしないこと。楽しんでやること。

自分で自分に与えた課題に取り組み、解決することで、進化し自分の可能性が拡がります。

コロナ感染前から、私の日常はほとんど変わっていません。
毎日のように、仕事をし、手帳に記録し、ブログを書き、そして自分の課題に取り組む。
変わったこと挙げるとしたら、時間の活用が今まで以上に上手くなったことと、言葉が決まるようになったこと。
まだまだ改善の余地はたくさんありますが、それはこれからの楽しみでもあります。

週末は、専門学校の講義テキストを完成させて納品しました。

ノートも兼ねているテキストで、134ページ。講義が始まるのが楽しみです。

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