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言葉にすれば伝えたいことが見えてくる

昨日は、午後から配送センターで一緒に仕事をしている方のお宅へ。
息子さんが高校入試を控えていて、面接の練習を頼まれていました。

「いろいろ不安なことがあるみたいなんだけど、私は全然相談に乗ってやれなくて…」
同僚の家に向かう車の中で、そう話されていたので、面接対策が全然進んでいないのかな?と思っていたのですが…。
息子さんにお会いして状況を聞いてみると、先生に、何度か面接練習をしてもらったそうでした。

どんなことが不安なのかを尋ねると、
「自分が話したいことがズレたりしていないか不安」とのことでした。

そこで、面接練習を始める前に、練習で、どのような質問を出されたのかを聞いて、一つ一つの質問について深堀していきました。

いろんな観点から具体的に聞いたあと、「どうだった?」と尋ねると
「詳しく聞いてもらったので伝えたいことが見えてきました」と嬉しそうでした。
具体的に聞いた内容を整理して、いよいよ、面接練習を開始。

「何も考えていなくて、大丈夫かな?と思ってるんですよ」
同僚は私にそう話していたのですが、息子さんは、しっかりとした考えを持たれていることがわかりました。

素敵だなと思ったのは、自分の言葉で伝えていることです。
考えたことを暗記して答えているのではなく、その都度、考えたことを言葉にして、自分の考えを届けたい!という思いが伝わってくるようでした。

自分の言葉にして伝えてみて、それで何かに気づきながら、しっくりとくる言葉や内容に進化していったように思います。誠実で一生懸命な人柄も一緒に伝わってくるようでした。

質問の内容は違っても、息子さんが考えていることには一貫性があることにも気づきました。
「どんな質問に対しても、〇〇くんが大切にしている~~という考えや思いが土台になっているから、面接してくださる方に迷わずに、しっかり伝えたらいいと思うよ!」
そう話したときの笑顔が輝いていました。

お会いした時にはうつ向きがちで不安でいっぱいな様子でしたが、終わったときには不安が消えたようで、終始笑顔で話されていました。
練習が終わって、息子さんが入れてくれた紅茶がとっても美味しかったです。

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