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07. 単調な仕事にも楽しく取り組む

次女と一緒にこの仕事ができたことは、とても心強かったです。

仕事中は、担当しているエリアが違うので、あまり話すことはありません。(確認することがあって次女のところに行って何かを聞こうと思っても、次女が仕事に集中していて、そっけない返事をされるから、極力関わらないようにしていました。)

しかし、家に帰ってからわからないことを聞くと、どんなことでもわかりやすく説明してもらえたので、次の日には迷うことなく仕事に取り組めました。早く仕事を覚えることができたのは、半分は次女のおかげだと思っています。

日が経つにつれ、ますますこの仕事が面白くなって「楽しい!」を連発する私を見て、次女は「そう思ってもらえてよかった」と言ってくれました。次女は、私が本業に支障が出ないか心配してくれていたんだと思います。

一番の繁忙期に入った頃、「こんなに短期間で仕事内容が把握できているのはすごいよ」と言ってくれました。現場のリーダー格の方からも「もう仕分けの仕方とエリアを把握されているんですね」とビックリしたように言われました。

私は要領が悪い上にそそっかしいので、決して仕事が出来る方ではありません。でも、負けず嫌いなので、出来ないことはそのままにしたくない性分です。

また、荷物の仕分け、データの入力、在庫の照合というパターン化された仕事は、注意力が散漫なためミスが多く、あまり好きではありませんでした。
しかし、これまでの経験の中で、どんな仕事でも自分なりの工夫を加え、楽しく取り組むコツを身につけてくることができたように思います。

また、私のような年齢の高い者を雇い、仕事をさせてもらえることを、本当にありがたいと思うようになりました。(おそらく、このセンターの中で誰よりも年齢は高かったはずです)だから、毎日が楽しくて、楽しくて仕方なかったんだと思います。

物流会社に勤務していた頃、こういうことが少しでも身についていたら、周りの人に多大な迷惑をかけることはなかったろうなと申し訳なく思っています。

前置きが長くなりましたが、「まず、これをやってください」「次に、これをやってください」という場当たり的な説明では、きちんと仕事を覚えることが出来ないだけでなく、常に指示を待たないと動けません。

よく、研修先で管理職の方が、「最近の若い人は自分で考えようとしない」とおっしゃっていますが、自分で考えて仕事が出来るように、教えるべきことを教えてからそう言っておられるのか?疑問に感じています。
自分で創意工夫しながら仕事が出来るようになるには、まずその土台を築く必要があります。。

このアルバイト中に、私は、目標を2段階に分けて設定して仕事に取り組みました。

1段階目…担当する仕事(仕分け作業)を説明を受けなくても、正確にこなせるようにする。

2段階目…作業のタイムリミット(納期)を意識し、物量を把握しながら正確さに加え、効率よくこなせるようにする。

次回はこの取り組み方について詳しくご紹介します。


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