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8月6日

今日は広島に原子爆弾が投下された日です。あれから76年経ちます。

午前8時15分は、小さいころから、どこにいても欠かさず1分間の黙とうを捧げています。今日も自室でいつもの年と同じように、黙とうしました。
広島に住んでいた頃は、全国どこでも誰もが同じように黙とうを行っていると思っていました。

高校を卒業して、県外に出てそうではないことがわかりました。
「広島出身」というと、「あなたは被爆二世なんですか?」と聞かれたり、放射能の影響を受けているのではないか?という偏見の目で見られたこともありました。

父は、原爆投下の翌日に作業のため広島市内に入ったので、認定被爆者として被爆者手帳を持っていました。でも、亡くなるまで一度もその時の話はしてくれませんでした。

年々、被爆体験をした方が高齢化し、当時の様子を知る方はまもなくいらっしゃらなくなります。
語り部による継承に取り組んでいますが、多くの方は言葉にすることはおろか、思い出すことも辛い体験です。

今年も平和祈念式典が開催されていました。
これまでにない規模で感染拡大が進んでいる中、県外から要人を迎える必要はあったのか?疑問に感じます。

「すでに決まっていることだから直前で変更はできない」ということなのでしょうが、それにより感染がさらに拡大したらどうするのでしょう?
ワンパターンの緊急事態宣言、飲食店の営業自粛。
少数ですが、私たち研修講師も、ワンパターンの効果が見込めない対策のせいで、かなり影響を受けています。

形式や体裁にこだわらなくても、どこにいても何をしていても心穏やかに、亡くなった方の供養や平和の祈りをささげることはできます。


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