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05.選抜一次試験に向けて


強運の持ち主で本番に強い長女とは正反対で、次女は、頑張っているのに、なかなかその努力が報われず本番に無茶苦茶弱いところがありました。

本人も、そのことをよく知っていたので、コツコツと地道に取り組むことを大切にしていたのだと思います。
だから、今まで頑張ってきた分、第一志望している高校には、面接と小論文で合格させてやりたいと思いました。

選抜一次試験が行われる2月2日の前日、夕食前に、次女と二人で面接の練習をしました。そのことは、手帳にも書いていました。

【2007年2月1日の手帳の記録より】

夕方、一緒に面接練習をした。
次女は、「恥ずかしいからいいよーーー」って言ったんだけど、「恥ずかしい人の前で練習しておいたら、絶対本番はあがらないから…」と説得。
学校でどんな面接練習を受けてきたか、私の勉強にもなるしね。

次女は、人前で話すのがものすごく苦手なんだけど、学校でかなり練習を積んだみたいで、スムーズに受け答えできていた。

「なかなかいいじゃん!大丈夫よ!!」っていうと嬉しそうだった。
そして安心したのか、学校の練習で納得のいかなかったところをいくつか聞いてきた。些細なことなんだけどね!

入退室のとき、どのタイミングでどんなあいさつをしたらいいか?
受験番号や名前を言ったあと、黙って座っていいか。

次女の中で、動きの流れがスムーズにいかない箇所がいくつかあるらしかった。

そこで、次女に面接官になってもらって、いくつかの見本を示してみた。
そして、「どうだった?」って聞くと、

「面接している人の方から見たら、どうすればいいかがわかるね!」
と何か気づいた様子。そのあと何度か練習したんだけど、動作やあいさつについては、それでしっかり納得したみたいだった。

面接で聞かれるのは

「どうしてこの学校を選んだか」
「長所と短所は何か」
「学校にはいったらどんなことに力を入れたいか」
「中学で感動した出来事は何か」
「得な科目とその理由」…などなど

一つ一つ話してもらったんだけど、「そうか~そんなことを考えていたのか~」ってはじめて聞かされたことがたくさんあった。
次女は照れくさそうに話していたんだけどね、でも話してもらって、私もとっても嬉しかった。

「もう大丈夫よ。明日は頑張れるよ!」と次女が言うので、面接練習は1時間くらいで終わり。

最後に「がんばってね~~~~」って握手をしてあげたら、「ありがとーーーー!」ってすごく嬉しそうに握り返していた。

大丈夫、大丈夫!!これだけ練習したんだから、きっと大丈夫!
明治神宮のお守りもあるし、Canael Cornもあるし、ベストを尽くして頑張ってきてほしい!


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