見出し画像

02.働き始めたきっかけ(2017年12月)

私の自宅から徒歩1分のところに宅配センターがありました。
そこで次女が早朝、アルバイトをしていました。
7月のお中元の時期と、12月のお歳暮の時期は、物量が一気に増えるため、期間限定で求人募集をしていました。しかし、勤務時間が朝6時から8時と早いため、なかなか応募がありませんでした。

次女が何度も、
「センターの人から、“誰か紹介してほしい”と頼まれてるんだけど、朝早くから働く人なんておらんよねぇ~」と、聞かされていましたが、そんな勤務条件に合う友人なんていませんでした。
そこで、次女に、「そんなに人手が不足して困っているんだったら、私でよかったら、手伝おうか?」と言ってみたのです。

12月は、研修の仕事が一段落していて、依頼が入っても午後から半日程度のものがばかりでした。
配送センターには、どんなにゆっくり歩いても1分で着くし、
早起きは全然苦じゃないし、
6時から9時くらいまでなら、本業には全く支障がない!
しかも、私は以前、物流会社で働いていた!

これほど条件が揃っている人はいません!これは、働かない手はないでしょ!?と思いました。私の突然の提案に、

「ほんとにいいの?」
と次女はビックリしていましたが、私は何の迷いもなく、
「こんな私でよかったら、働かせてもらうから、所長に聞いて見て!」と伝えました。

次女が、翌日、営業所の所長に私のことを話すと、勤務は即決定!
12月5日から働かせてもらうことになりました。

久しぶりに履歴書を書いて営業所を訪れ、所長と面談。
業務を行う上の注意事項などの説明を受けました。

物流会社で働いていたとはいえ、私が担当していたのは窓口業務と受発注業務です。時々、現場の作業(商品に荷札を貼ったり、エリアごとに仕分ける作業)を手伝っていましたが、それはもう30年近く前のことです。

「働かせてください!」と言ったものの、果たして私に仕事が務まるだろうか?と少し不安でした。
でも、不安以上に、久しぶりに物流の仕事が出来ることが嬉しくて嬉しくて、所長の説明を聞きながらワクワク・ニヤニヤするのを隠すのに必死でした。

12月5日の早朝から業務開始。当初は2週間くらい働ければいいかな?と思っていましたが、結局、19日間、12月31日までしっかり働かせてもらいました。

しかし、最初からスムーズに仕事ができたわけではありません。
私が仕事を覚えようにも、教えてくれる人も環境も整っていませんでした。出勤初日、劣悪な環境であることがわかったのです。

「誰でもできる簡単な仕事ですから…」と所長は言っていましたが、”そんなにこの仕事を甘く見るもんじゃないよ!”と、出勤初日から思いました。

少しでも現場作業の手助けになれば…と思って始めた仕事でしたが、だんだんと”こんな状態を見過ごすわけにはいかない!”という気持ちに変わっていきました。そして、新たな目標が生まれました。

12月31日まで、私がどのように仕事に取り組んだかを、これからお話したいと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?