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01.プロローグ

私には、2人の娘がいます。
2度の流産を経験して長女が生まれ、2人は絶対に欲しいと続けて次女を産みました。

小さい頃は、双子を育ててるみたいに大変でした。
次女の出産を機に広島にUターンし、義母と同居し始めて、義母に助けてもらいながら一緒に育てていきました。

義母が、子どもたちの躾も、家事もほとんどのことを引き受けてくれたおかげで、仕事も趣味も地域の活動も、私は負担を感じることなく私らしく打ち込んでいます。

子どもたちは、私が願っていたとおり、ホントに伸び伸びと育ってくれています。
家の中には、暗黙のルールができていて、言いたいことをいいつつも、お互いのことを思いあえる雰囲気があります。
何よりも嬉しいのは、二人の子ども達が義母を一番大切に思ってくれていること。私の母はすでに他界したので、子どもたちにとっては、たった一人のおばあちゃんになってしまいましたが、本気でケンカできるほど仲のよい孫と祖母なのが、私にとっては何よりも嬉しいことです。

日常のほとんどのことは、義母のおかげでスムーズに回っています。そして、義母で手に負えないときに私が代わって対応すればそれでいいと思っています。

一般的に、「嫁と姑の仲は良くない。同居するのは難しい」と言われていますが、人生の大先輩である姑と張り合ったところで嫁に勝ち目があるとは思っていません。それに、
たまに訪れて気を遣いまくって過ごすより、喧嘩したり笑ったりしながらお互いに自然体で過ごす方が絶対に楽しい!と思ったので、私は迷わず同居を選びました。

ありがたいことに、父と母が病に倒れて大阪から広島にUターンすることになったときも、大阪生まれで大阪育ちの義母は「私には守るものは何もないから、広島に行ってもいいよ!」と言ってくれたくらいです。

本当に、言葉で言い表せないほど感謝、感謝の毎日です。

でも、その「義母には手に負えないこと」が訪れました。
それは、長女と次女の高校受験です。

どちらも、本当にいい経験でした。大変だったけど、親子ともに成長できたことが何より嬉しいです。

高校受験は、志望校に合格することだけじゃなく、親も子も、成長する大切な時期だし、そこに、「キャリア」を考える要素がたくさん詰まっていると感じました。

中学校にも、担任にも、塾(通わせてはないけど)にも任せられない、親として向き合って乗り越えていかなければいけないことがそこにありました。

本当に貴重な経験をさせてもらった。
そのことを、少しずつ思い出しながら書いてみようと思います。

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