やってきたことがすべて
昨日の夜、PCに保存している写真を整理していると、懐かしい写真が見つかりました。
画像の解像度が低くてボヤけているのですが、これは、次女が使っていたほぼ日手帳です。
次女は当時、大学生で彫刻を学んでいました。作品の構想を練ったり、デッサンや調べたことの下書きをするために手帳を使っていました。
「どうせ、使うんだったら自分仕様にしたいと思って、カバーは高いから自分で表紙を盛るだけ盛ってみた!」と、手帳を見せながら楽しそうに話してくれました。
このことが、私が「ほぼ日手帳」を使うきっかけとなりました。
中がどんな仕様になっているのかを見せてもらっているうちに、”使ってみたい!”と言う気持ちと、”私だったらどのように使おうか?”というアイデアがどんんどん膨らんできました。そして、翌年の2012年から使い始めることにしました。そのときに、「使うんだったら10年続ける!」という一つの目標を立てました。
なぜ10年??
それは、どのようなことでも、意識しなくても自然にできるようになり(=習慣化)、かつ、自分の創意工夫がそこに加えられるには最低10年は必要だと思っているからでした。
毎日1ページを365日記録でいっぱいにすること。それを10年続けること
それは、2012年1月1日からスタートしました。
2012年は、毎日記録を書き続けることがクリアできました
2013年 この年も毎日あれこれ楽しくページを埋めました
2014年 書きたいことが多くなりページを付け足す工夫が始まりました
2015年 それまで複数のノートに記録していたこともこの手帳1冊で管理するようになりました
2016年 丈夫で破れないと言われていた手帳が破れるまで、とことん使い倒しました
2017年 この年から仕事関係だけを記録するようにしました
2018年 日々の記録を書き続けるだけでなく書いた記録の管理のしかたを工夫するようになりました
2019年 仕事の記録と関連資料の添付だけでこんなに分厚くなりました。良い仕事をたくさんさせていただき、学んだことがギュッと詰まっています。
2020年 使い始めて9年目 コロナ感染拡大で、仕事の延期が続いた分手帳は、これまでの気づきや学びの整理としてフルに稼働してくれました。そして、この手帳たちを、Yahooニュースに取り上げていただきました。
https://maidonanews.jp/article/13715573
私にとって手帳は、セミナーや研修のメインテーマではありません。あくまでも、私が仕事を進める上で活用しているツールです。
でも、10年かけて試行錯誤の末、自分に一番馴染む使い方を編み出すことができました。「オリジナル」というのはそういうものだと思っています。
初対面のとき、私を知ってもらう手段としてこの手帳をお見せすると、その方の私に対するイメージがどんどん膨らんでいくのがわかります。
どんな研修ができるのか?
どんなことを大切にしているのか?
コンテンツを作りこんだところで、伝わるものはたかが知れています。
それよりも、自分自身の経験を振り返って、これからも伸ばしていきたい力を磨くことの方が、大切だと思っています。
人間、やってきたことが全て、やってきたことでしか語れないのです。
あなたは、生きてきた中で、どのようなことを大切にしてきましたか?
そして、何のために、どのようなことをこれからも取り組み続けていきたいですか?
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