研修講師の仕事は?
今日は、駐車場スタッフさんの、モニタリングと改善指導3日目でした。
現場が大好きなので、「今日も現場に行ける❣️」と思うだけで、朝からワクワクしていました。
調査の前に、研修を受講していただいていたので、皆様、いつも通り、リラックスしてお仕事に従事されていましたし、わからないことを質問すると、丁寧にわかりやすく、説明してくださっていました。
実際のお仕事の現場を見せていただくと、お仕事の内容がよくわかります。ここはもっとこうした方がいいと思いますよ。ということも、その場でお伝えするので、伝わりやすいです。
私の仕事のスタイルは、出来ていることはしっかり認めます。
研修で認めるのと、現場で認めるのでは、伝わり方が全然違います。
まず、出来ていることを、もっと出来るようにしてもらうことが大切です。
粗探しや、悪いことばかり指摘してもモチベーションが下がるだけ。改善してもらうことが目的ですから、順番を間違えたら何にもならないのです。
現場では、私からフィードバックするより、こういうときは、どうすればいいのか?
この対応は、適切なのか?など、対応について相談されることが、圧倒的に多いです。
研修のように事前準備して進めているわけでなく、テキストもありません。
会社にマニュアルもない場合があります。
初めて見るお仕事環境や、操作の現場もあります。どんなときも、即答が求められ、お応えした内容に納得していただくことが求められています。
なるほどそういうことなんですね!
それだったらできそうです!
モヤモヤしていましたが、スッキリしました!
さっそくやってみますので、確認をお願いします!
お伝えしたことに、どのように反応していただいたか?
改善が見通せるまで、ヒアリングを繰り返しながら、実践できる具体的な内容を一緒に考えることもします。
全てシナリオのない即興劇の連続です。だから成果に直結しますし、やり甲斐が大きい。担当するたびにワクワクしています。
大西さんを見ていると、指導の観点がわかります。
真似させてもらっています。
と、おっしゃる責任者も多いのは、励みになります。私がいつも足を運んで確認するわけにはいきません。
それに、金銭的なご負担をかけないためにも、指導の観点を共有したり、引き継げることは引き継いでいます。
「社員の育成や指導は、自社の社員が行い成果を出す」が1番なのです。
それは、わたしが、物流会社に勤務していた頃、「女子社員の育成指導は、女子社員の手で」を実現させたからそう考えているのです。
現場改善指導を通じて培ったスキルは、研修の中でも多いに役立っています。
要望に沿ってカリキュラムとテキストや資料を作り込んで提供するのが研修ではありません。
どんなに高度なテーマや作り込んだ内容でも、頭に残るのはごくわずか。時間とともに脳の記憶は薄れていきます。
しかし、
あんなふうに応えてもらえた。
状況をわかってもらえた。
私もあんな対応ができるようになりたい!
というのは、記憶ではなく気づきです。
気づいたこと、心が動いたことは、時間が経っても、似たような場面や状況に遭遇したときに、蘇ってきます。
研修講師の仕事は、提供することではなく、応えること。
選ばれつづけるためには、応える力を養うことが大事だと考えています。
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