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顔晴れ!新社会人

今日は4月から教員になる方の着任前研修を担当させていただきました。

毎年、この時期に担当させていただいている研修です。一昨年は、会場を2つに分けて、対面とオンラインで開催、昨年はオンラインのみの開催でしたから、対面研修は久しぶりの開催でした。

私が担当させていただいているテーマは「教員としてのコミュニケーション 基礎・基本」。
私は教員試験を持っていませんが、二人の娘たちが通った幼稚園・小学校・中学校のPTA役員として、先生方と子どもたちを育むために知恵を出し合って取り組んできました。そして、娘たちが学校を卒業した後も、学校や地域の公民館を通じて、講演会や講座の講師を務めてきました。

そんな実体験を持っていることと、研修講師であることから、教職員の方たちの研修や小・中・高校での授業を担当させていただくようになりました。

10年前は競争率が高かった教員の仕事が、人手不足の状態で、なりたい人は誰でもWELCOMEという状態。
そして、教員にはなったけれど、人間関係やコミュニケーションの問題により休職や退職してしまう方も多く、大変な現場なのです。そんな厳しい状況下、「教員になりたい!」を手を挙げて飛び込んできてくれる方たちを、私は全身全霊で支援したいと思っています。

コロナ禍で教育実習や対面講義、アルバイトも制限されてきた皆さんにとって、これから子どもたち、保護者、先輩の先生方との関わりは、不安でいっぱいの状態。その不安は、コロナ感染拡大前とは比べものにならないほど大きいことが伺えました。

今一番不安に思っていることを一つ念頭に置いて、その不安をするための考え方や方法を見つける時間にしましょう

研修の冒頭にそうお伝えして、講義やワークを行いました。
今日は土曜日で、お休みだったにも関わらず、事務局の皆さまも研修に立ち合ってくださり、みなさんの様子を見守りながら一緒に研修を受講してくださっていました。
「受講生の表情が、始めと終わりでは大きく変わり、明るい表情になっていたのを本当にうれしく感じました」


でも、今日の研修を受講していただいたからと言って、不安が解消できたわけではないと思いますし、もしかしたら、不安がますます大きくなったかもしれません。

一人で何でもやらなければ!
解決しなければ!と思わなくていい!
状況をわかってもらうために、
助けてもらうために、コミュニケーションを取ってほしい!
最近は、そんな思いを込めて、研修を担当させていただいています。

この研修を皮切りに、新入社員、新採用職員のみなさんの研修が続きます。この時期になると思い出す歌があります。
それは「NEW SHIPS」AKB48の曲です。
社会に羽ばたく人たちへの応援歌です。

「新人水夫たちよ 仲間を信じろ!海津・コンパス あてにするな!」
「たとえ何かに傷ついて赤い血が流れたって放っておいたらいつの間にかかさぶたになる」
「古い水夫のやり方は真似なんかしなくていい!同じ甲板に立て、一つになるんだ生きる喜び感じながら風に舵を取れ」

この言葉に共感しながら、私もこれから続く研修の日々を、帆を挙げて舵を取りながら進む皆さんとサポートしながら、一緒に歩んでいきたいと思っています。

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