見出し画像

大事にしていたから「大切なもの」に変化する話

このタイトルを読んで、思うところがあり、松下友香さんの企画に参加させて頂こうと思いました。よろしくお願いします。

私が大事にしていたから大切になったものは「優しさ」だ。

私の性格はとても冷たい。私自身が一番よく知っていることだ。しかし、そういう性格を表に出しては何かと生きにくい世の中だ。だから、昔から形だけ、見た目だけでも「優しさ」を見せようと努めてきた。時には優しいねといわれることもあるが、そんな私の性格を見抜く人もいた。
それにも挫けず、常に「優しさ」を忘れないようにしてきた。私にとってこれが生きていく術の基本だった。だからとても大切にしてきたつもりだ。

いつしか・・・歳を重ねるごとに、この「優しさ」が少しずつ身についてきたように感じている。そして次第に、実は「優しさ」は「強さ」も併せ持っているということに気がついた。言葉を変えると「強さ」の伴わない「優しさ」は真の「優しさ」ではないということだ。
ここでいう「強さ」とは、別に腕力が強いとか勝負ごとが強いとか、或いは運が強いなどとは違う。
「信念の強さ」といえるかも知れない。「信念の強さ」と「優しさ」は両輪だと思う。
そう思い至ってからは「優しさ」は私の大切なものへと変化した。

もちろん、冷たい感情がなくなったわけではないし、表面化することもある。
それに、信念だって日和見主義の私からはほど遠いところにある。
それでも今は人目を気にすることなく「優しさ」を表現できるようになれた気がしている。



********
考えることはとても刺激になります。妻にいわせると「ボケ防止」だとか。
常日頃、何かについて考えることもせず暮らしています。
時々は物事について考えを巡らせるのもいいものですね。
いい機会をくださり、ありがとうございました。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?