いつだって誰かいる【場所】
私が若かった頃(学生時代)、頼りになる先輩や仲間が、いつもいる【場所】があった。
ことあるごとに、いや、特に何もなくても、そこへ行けば誰かがいて、供に笑い、泣き、時には怒り、充実した時間を過ごしていた。色々なことを考え、教えられ、教えたりもして、今の私が “幸せ” でいられるのはあの時間があったからだと思っている。
そんな【場所】を作りたいと思って、何度も挑戦はしてきたが、その思いが叶わなかったことに、とても悔いが残っている。
かつて、仲間や先輩から受けた “恩” を、後輩たちに充分渡せていない気がする。
もっとも、私の若い頃とは時代も変化して、そういう【場所】が必要かどうかも分からないが、単なる想い出の場所ではなくて、広い意味での文化を引き継いでいく場所は、時代が変化しても必要だと思う。
立場を変えて反対方向から見ると、恩返しは幸せでいてくれたらそれでいいと思う(ホントに素直にそう思う)から、充分恩返しはできていると、いえなくもない気がしないでもない・・・
とはいえ、いつだって誰かいる【場所】を、この期に及んでも作りたいと密かに考えているのは、ここだけの話だ。