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昼間から送別会をやった

 仕事の関係で、人並みな時間(夜)にすることができなかったからだ。参加した人は、全員が私よりも年長者で、要するに-ジジイだけの敬老会-だった。

 参加しようっちゅう気が起こらん

 ほぼ仕事だ。まぁ、それは仕方ないとしても、諸事情で職場の女性がいなかったというのは、少々楽しさは少なかった。というのはここだけの話だ。

 公開しとる

 きっと関係者は誰も読まない。多分・・・

 ところで、その席で、それぞれの人となりが話題になった。
 最初は退職する人のことをサカナにしていたが、いつの間にか順番に、誰はおしゃべりだとか、怒りっぽいとか、お互いにいいだした。
 そのうち、全員が口々ににいいだした人物評価が「几帳面で細かなところまで完璧にする。間違いはしない。雰囲気が大らかで人当たりもよく、物事に動じることなく、何でも受け止めてくれそうで、信頼感と安心感がある」というものだった。(※私が耳にした言葉を記憶を元に再構築した)

 ふーん、話題変えよか

 誰のことか聞いてくれ。

 絶対に聞かん

 そういわずにお願い、聞いて。

 聞かんでもわかるっちゅうねん

 そうなのだ、全員の私の評価なのだ。

 オマエ、ペテン師になれるで

 自己評価だと、確かに少し違う。

 少しちゃう、正反対や

 そんなことはないと思うが「仕事は完璧を装い、間違いは上手く隠し、大らかではあるので、人当たりはよいと思うが、物事に動じないのは鈍感なだけで、後で動じているし、見た目の体格の大きさで、何でも受け止めてくれるように見えているだけ」といえるかも知れない。

 せやな、上手いこと誤魔化しとるな

 ボロが出ないように、細心の注意を払って仕事をしなければならなくなった。

 あっ、もしかしたら、あの人物評価は私に対する注意勧告だったのではないのか? 「そんなことないですよぉー」と、笑顔で返事をしていた私は、もしかして恥ずかしい人なのか?

 本気にしとるでコイツって思われとったんちゃうか

 憂鬱だ。

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