2024聞いている曲「愛哀」chilldspotについて
をとこもすなるnoteといふものを、をんなもしてみむとてするなり。まあ普通に女性も男性も既にたくさんされてますね。
4月までに聞いている、個人的には最高だと思った曲を、これから置いていきます。
この時点で僕ちゃんは聞いていたんだぜ、と古参アピールするためのものです。あと忘れないようにするためです。
ついでに主観で感想書きます。
chilldspot 「愛哀」
2024年は、この曲と出会えたことが一番の収穫と言っていいほど良い曲。2024.1.19リリースなので、11ヶ月残してもう決まりました。
(すみません、まだまだいい曲が出るとはおもいます。)
【久々にこの記事を見た自分へ】
とにかく聞け。
この曲の好きなポイントを端的に言うと、全身全霊感とドス黒さ、そしてそれらからくる愛すべき愚かな人間味です。
生半可な気持ちでは作れない、歌えないような、比喩根さんの全身全霊の魂をふりしぼって作られたところ(と勝手な予想)、歌われ、演奏されているところ
そして、綺麗事ではいかない、人間のドス黒さ、きたなさ、おろかさが表されたところ
この2つから、ものすごい人間味を感じます。それは機械やAIには作れないものです。
この世の中にまみれた、愚かな生(なま)の人間。それでも、そんな人間を、私達も人間として、やっぱり愛していきたい、そんな気持ちになりました。
(比喩根さんが伝えたかったこととは違うかもしれないですが)
特に、「あたしはバカだから傷の痛みもわからない
毒を吸って迷子のまま歩き続けて」という歌詞。
たぶん、曲の中ではなんにも解決してないんですね。未来などどうなるかわからないまま、それでも歩いていく。それはただただ「いまがほしい」から。刹那的に命を燃やしていて、明日になったらその灯火が消えてしまうかもしれない、でもそれでも良いというところ。
そして、最後の歌詞
「幸せまで欲張らないから
私の家をください」
家=安全基地だと思います。
安全基地とは、子供が公園で、ママ見てて〜って言って滑り台する、あれです。ママという安全基地のところに帰れるから、滑り台を冒険できる、要は安心できる場所のことです。(NHKでやってたやつの受け売りです)
曲中の主人公は、もはや子供のように安全基地を探しているのです。安心材料になる人が欲しい。いや、人じゃないのかもしれない、場所かもしれないし、ものかもしれない。でもとにかく安心したい。
刹那的に生き、明日死んでもいいような心持ちだけど、常に安心材料を探している。
曲聞いてると、他人事のようにきこえる瞬間もありますが、自分自身もいつでもその様なメンタルになる可能性をはらんでいます。
人間みんな同じで弱いからです。だからこそ愛すべきなのです。これが、私の感じた「愛すべき愚かな人間」てす。
地方ラジオのパワープッシュとしてコンビニ休憩中の車で聞いたときは、衝撃受けすぎて聞き終わるまで出発できなかった。
日食なつこ??ヒグチアイ??いや声違うよな、、、曲終わりの紹介でchilldspotと聞いたときのまた衝撃。
chilldspotは存じ上げてはいましたし、曲もサブスクなどでは聞いていました。聞いていてのイメージとしては、オシャレでかっこいい、ノリの良いギターロックという第一印象。しかし、サウンドでは、ただただ爽やかな若手バンド!みたいな感じはまったくなく、ところどころ骨太ロックバンド感が垣間見えました。
↓このイメージでした
↑このイメージの人たち、という括りからガラリと変えるような力を持った曲。
愛哀聞いてから、your tripの聞こえ方も変わってきています。
愛哀のメンタリズムの人たちが、your tripを演れるという風になってきちゃいました。つまり愛哀が主になってきちゃって、your tripの裏にも愛哀のメンタルを感じるようになって、your tripにも愛すべき愚かな人間味を若干かんじてしまうときがあったりなかったり、それくらいの衝撃(さっきから何いってんすかねぇェ!!!)
愛哀の呪いにしばらくは浸ってたいと思います。呪いは水色。
ライブ行きたいです。いつかいかせてもらいます。いつか秋田にも来てください。
とまれかうまれ、とく破りてむ
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