ちょこれもん

福祉業界で働きつつ、ちょこちょこWebライターもしています。コーチングを学んで、プロコ…

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福祉業界で働きつつ、ちょこちょこWebライターもしています。コーチングを学んで、プロコーチとしての活動も開始しました。

最近の記事

チョコレートとの距離感で過去と向き合う

思い出したくもない、思い出すと悲しくなったり、怒りがこみ上げたり、いてもたってもいられなくなったりする過去がある。 家族との確執や学生時代の友だちとのいざこざ、社会人になってからの人間関係のトラブル、恋人との悲惨な別れ……。 家庭環境などの自分ではどうにもできなかったことよりも、自分自身が原因で後悔や懺悔の気持ちしかない過去は、思い出したくなくてフタをしてしまっていた。 しかし、そうやって過去にフタをすることで、人と深く関わることを避けたり、本音で人と付き合えなかったり、自

    • 友だちとの初海外の思い出を語ったら、いつの間にか母親への思いが溢れた

      誰にでも、裏の顔がある。 それは、思春期の頃には、私のベースにあった考えだった。 なぜなら、私には子どもの頃から誰にも見せない、ドロドロと汚くてずるい、自分の裏の顔を認識していたから。 だから、どんなに優しい人にも、必ず裏の顔があると思っていた。 というよりも、「誰にでも裏の顔があってほしい」と願っていた。 誰もが自分と同じようにドロドロした部分がある、と思うことで、安心したかった。 そんな、幼い頃からの思いを再認識したきっかけは、コーチングセッションだった。 私は、現在コ

      • 「いつでも最善の選択をしている」と思えるようになりつつある|読書ノート②

        『神さま:後悔している人間は全て、「違う選択肢のほうがよりよかったはずだ」と勝手に思いこんでいる。これは実に「勝手な」ことなんじゃよ。 そしてその人に、「違うほうの選択肢は経験したのですか?」と聞くと、「いいえ、していません、でもわかるんです」とか言い始める。 予言者なのか? 経験していないことなのに、「あちらのほうがよかった」と言い出すんじゃぞ? 怖いわっ! いいかみつろう、後悔とは幻じゃ。 お前たちは、選択したこと以外のことは経験できないのだからな。 それなのに、どうして

        • 人は否定語を想像できなということは犬も否定語を想像できない?|読書ノート①

          『神さま:紫色のバナナのことを考えないようにしてごらん、今。 みつろう:紫色のバナナのことを考えないようにする? みかんでも考えればいいの? 神さま:違う! そしてもう実験は終わった。 「紫色のバナナことだけは考えるな」と言われたのに、人間は「紫色のバナナ」のことを考えるんじゃ。実際、お前は今、何を想像した? みつろう:思いっきり、想像しましたね……。紫色の、グロテスクなバナナを。想像するなと言われたのに、想像しちゃったのか……。 (中略) 神さま:「想像」という手法は言葉を

        チョコレートとの距離感で過去と向き合う

          片づけが好きな理由|母のために片づけていたと思っていた裏側にあった本当の理由

          私は、片付けが得意で、好きだ。 使ったものは使い終わったらすぐに元の場所に戻すし、こまめに掃除をするのが好きだから、ひとり暮らしを始めてからずっと、家の中はわりと整っていると思う。 片付けが好きになった理由は、母だった。 私の母は、片づけられない人。 私が生まれ育った家はいつも散らかっていて、汚かった。 両親は不仲で、家の雰囲気も悪かった。 そんな家を、少しでも居心地を良くしたくて、小学生の頃から家の片づけをしていた。 片づけといっても、出しっぱなしのモノをしまったり、乱雑

          片づけが好きな理由|母のために片づけていたと思っていた裏側にあった本当の理由

          チャレンジの原体験|卒園式のすべり台

          卒園式の、あの日。 2年間ずっと、逃げ続けてきたすべり台をすべる決意をした私。 あの日から40年ほど経過していまい、なぜすべれなかったすべり台にチャレンジしようと思ったのか、どんな気持ちですべり台をすべったのか、まったく思い出すことができない。 ただ、「すべれた! できた!」という思いだけは、私の中に残っている。 この体験が、私の人生における「チャレンジ」や「苦手の克服」の原体験だった。 そして、こんなに小さな私ができたことが、今の私にできないはずはない! と思えたことで、今

          チャレンジの原体験|卒園式のすべり台