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胸に残った映画

 6月30日にテスト勉強の逃避として映画を見にいった。
タイトルは「ディア・ファミリー」で6月14日に公開された。
私はとにかく泣ける映画が好きで今回も予告などを見て絶対に好きなタイプの映画だと感じた。

 実際、映画を見てみて涙が止まらなかった。
初めて1人で映画を見に行き、最初は緊張していたけどその緊張も忘れるほどに作品に見入って感情が込み上げてきた。
作品を見て私は「自分って何しているんだろう」と思った。

 主人公の大泉洋さん演じる坪井さんは娘が心臓に先天的な疾患を抱えていた。
そんな状況下において、幼い頃に余命10年と宣告されてしまう。絶望の中、坪井は自分が人工心臓を作ると立ち上がった。医療の知識が全くなかった坪井の人工心臓を作るという目標は不可能に近かった。しかし、このような行動ができた理由はたった一つ、家族への愛だった。
最終的には涙涙のハッピーエンドでもバッドエンドでもない。
しかし、確実に今も世界のどこかで誰かの命を救い続けている家族の話である。

 私は結果の見えない行動はできるだけしたくないと感じている。
なぜなら、結果が見えないことに労力を費やすことはしんどいし辛いからだ。
故に私は人生の中で何かに熱中したことは少なかったように感じる。
しかし、この映画を見てから自分は本当に何をやっているんだろうと自分に怒りを覚えた。
生きたくても生きられない人もその人を守りたい人も守りたくても守れない人も私の想像ができないほどに努力して生きて救おうとしているのに対して私はぼさっと毎日を過ごしていて同じ人間として恥ずかしいとすら感じた。

 私はこの映画を通して今の私を変えなければならないと感じた。
夢も目標もなく過ごすことはやめようと決めた。
私は「誰かの助けになれる、寄り添えるような人」になろうと思った。色々な手段があるとが、まだなりたい職業はないため今目の前にあることに一つ一つ真剣に向き合い、全力投球していくことを決意した。


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