インターネットの基礎 情報革命を支えるインフラストラクチャー(村井純)【読書記録】

#2

おかしい、今年は100冊だか150冊読むはずなのに前回の読書記録から3週間も経過している。やらなければならないことが色々あった上に3、4冊併読している、さらに読み終えてもnoteを書いてないだけだという言い訳を一応しておこうと思う。

さて、本題。そろそろ情報の類を学ばないと、と思い村井純さんの書いたこの本をよむことにした。
中身としてはタイトルの通り、インターネット誕生の経緯やその時代背景など事細かく丁寧に書いてあった。知らないアルファベット(ARPA、TCPとか)が多く一つ一つ意味を確認したり補足を読んだり、慣れるまで読むのに時間がかかった。
まぁとりあえず全部読めばインターネットの凄さはもちろん歴史的経緯も大雑把にはわかる。

例によって自分の気に入ったとこだけpick。インターネットの歴史はもっと色々参照してからまとめたい。だから歴史はあんま書かないかな

UNIXの開発者とC言語
UNIXを作ったのはケン・トンプソンとデニス・リッチー。この時に使われたプログラミング言語がB言語。後にリッチーがC言語を開発。

IPv6に至った経緯をほんの少しだけ
1960年代(?)にIPアドレスの不足が危惧され始めIAB(インターネット諮問委員会)が次のインターネットプロトコルとしてIPv7を制定しOSIのCLNPというプロトコルを採用。しかしこれは実証されていないプロトコルであったため技術者たちの間で騒ぎになり、IABメンバー総入れ替え、名前もインターネットアーキテクチャ委員会になる。これによりIABはインターネットの長期的なアーキテクチャを担い、プロトコルの標準化はIETFという技術者集団が行うようになった。
その後、実際に採用するためのプロトコルを決めるコンテストが開かれ最終的にIPv7とIPv6が残った。前者は可変長で後者は固定長であるという違いだった。結局、現場での利便性の側面から固定長であるIPv6が採用され現在に至る。

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