おすすめ漫画をさがせ!〜萩尾望都『マージナル』を読んでくれ
聴いてください。
最近ね、職場の女の子と漫画の貸し借りをしているんです。
つい先日ちょっとお喋りしたことからぐっと距離が縮まり、漫画の話をするように。
お話するときもすごく心地よくて、貸してくれる本もどれもすごく良くて、いい関係性を築けていると思います。
これまで彼女に楽しく読んでもらえるような本を貸して来ました。
『海が走るエンドロール』
『日に流れて橋に行く』
『スキップとローファー』
などなど。
そしてヤマシタトモコさんの作品もいくつか。
次はどの漫画家さんにしようかな、いくえみ陵とかねむようことかどうかな。
そんな風に、いつもいつも迷ってます。
だって彼女に喜んでもらいたいから。
まるで恋文!
久しぶりに家の本棚を漁り、いろんな漫画を読み返したりしています。
そして久方ぶりに読み返したのがこちら。
萩尾望都『マージナル』全3巻です。
マージナル。それは限界、不毛の地。
男ばかりの世界のお話です。
登場人物もみんないいんです。
後ろ向きで終末論者グリンジャも前向きで強いアシジンも、どちらも対照的で、どちらも格好いい。
キラもかわいいし、時にぞっとするほど美しくなるのもいい。
色子制度とか親子制度とか、確かに未来はこんな制度があるのかも、と想像できるのもすごい。
長編スペクタクルのSF(サイエンスフィクション)作品です。
詳しくはレビューを見ていただけましたら幸いです。雑ですみません。
壮大な世界観。
もうね、圧巻!
圧巻としか言いようがないです。
とにかくスケールが大きすぎる。
また絵が美しいのはもちろんのこと、ストーリーがこれまた美しいのです!
ラストに向けてたくさんの伏線がきれいに回収されていくのも、流石としか言いようがない。
センター長、マルグレーヴのメイヤードのラストも涙なしでは読めません。
そしてラストのナースタースの涙。
ナースタースは登場シーンは多くはないものの、結構な重要人物。しかも美しくてかっこいいんです。
隠されてた強い愛が伝わってきます。
もうね、最後のアシジンとナースタースのやりとりで、目から涙がだーっと流れて来るんですよ。
メイヤードの気持ちを思うと、胸がぎゅっと締め付けられます。
メイヤードも違う体で生まれてきていたら…と思わずにはいられない。
こちら『マージナル』は、私が生まれたころの作品です。
なんと連載開始が1985年!
とても30年以上前の少女漫画とは思えない。
さすが萩尾望都って感じ。
わくわくが止まらないお話です。
ぜひこれをおすすめしたい!!
でもね、不安もあるのです。
はたしてこれが令和を生きる20代女性に響くのか?
いやきっと響くと信じたい…!
でもいまいち自分のセンスに自信が持てない…!
(萩尾作品が素晴らしいことには自信があるけど…!)
悩みに悩み、とりあえず私的よりすぐり短編集からお試ししてもらおうと決めました。
貸したのはこちら。『半神』です。
もうひとつはこちら、『ウは宇宙船のウ』。
どうかな~!
先日これらをお渡ししてみました。
今頃彼女がおうちでこれらを読んでるのかと思うと、少しそわそわします。
気に入ってくれるかな。
マージナルも読んでくれるかな。
「なぎおさん〜!本めっちゃおもしろかったです〜!」って駆け寄ってきてくれる彼女がめっちゃ可愛いのです。
漫画が繋いでくれたご縁です。大切に育んで行きたいです。
*
大した感想も書かず、ただあらすじ貼り付けしただけの記事ですみません。
とりあえず誰かに届け!と思い書き連ねました。
最後まで読んでくださりありがとうございました😌
ここまで読んでいただいてありがとうございます。今日も良い日でありますよーに。