【AWS Certified Cloud Practitioner】紛らわしい用語を比較してみた
AWSは200以上ものサービスを有しているため、すごく紛らわしいですよね。今回の記事では、AWS Certified Cloud Practitionerの資格を受ける人向けに、間違えやすい用語を整理してみました。
<セキュリティ系>
Amazon GuardDuty
GuardDutyは連続的にAWS環境を監視し、悪意のある行動を検出、分析するットワーク層のサービスです。VPCのフローログ、CloudTrailイベントなどのデータを利用します。
リアルタイムで脅威を特定し、アラートを発することが可能。
AWS Security Hub
Security Hubはクラウドセキュリティ体制管理サービスです。
多くのAWSツールのデータを集約し、統一されたセキュリティビューを提供し、推奨されるセキュリティ対策も表示する。
Amazon Detective
Detectiveはセキュリティ上の問題を調査するための分析サービス。GuardDutyやCloudTrailのデータを視覚的に表示。
インシデントの原因や影響を迅速に把握可能。
AWS X-Ray
アプリケーションの実行とパフォーマンスの問題を診断するトラブルシューティングのツールです。
リクエストとレスポンスのフローをトレースし、ボトルネックや遅延の原因を特定。
AWS Artifact
AWSのコンプライアンスとガバナンス関連のレポートやドキュメントを提供するサービス。
AWS監視人のレポートにアクセスできる。
AWS CloudTrail
AWSアカウントのガバナンスやコンプライアンス管理を行うためのユーザーアクティブティログ取得サービスのこと。各種AWSリソース使用時のリクエストに関する情報をゲットできる。
AWS CloudTrail Insights
AWSのリソースに対する操作のログを収集するCloudTrailの機能です。
不審なアクティビティや使用パターンの変化を検出します。
また、事前に設けた基準以上のリソースが実行された場合にアラームできます。
Amazon Shield
DDoS攻撃からAWSリソースを保護するためのサービスです。
AWS Health Dashboard
AWSサービス全体のステータスを管理するダッシュボード
AWS Personal Health Dashboard
AWSサービスの正常・異常やメンテナンス情報を提供するダッシュボード。ユーザーのAWS環境に影響を及ぼす可能性のある AWS イベントのアラートやガイダンスを提供します。
AWS TrustedAdvisor
ユーザーが使用しているAWSリソースの使用状況をスキャンし、AWSのベストプラクティスに従ってパフォーマンス最適化、セキュリティ向上、コストの節約の提案をしてくれるサービス。
<コスト系>
AWSのコストと使用状況レポート
AWSコストの詳細ファイルのこと。
AWSのコストと使用量の詳細を提供し、特定の期間やサービスごとのコストを可視化できます。
コスト配分タグ
「AWSコストと使用状況レポート」にタグを追加し、コストの分類を詳細化できる。
コスト配分レポート
タグを使用してコストを分類し、特定の部門やプロジェクトの支出を追跡します
AWS Billing and Cost Management
AWSの過去の請求書、使用量確認や、費用分析、管理ができるマネジメントコンソール上のページのこと。
Cost Explorer
過去と現在のAWSコストと使用状況の分析ツール。視覚的なグラフを通じてトレンドやパターンを把握し、コストを予測します。
AWS Budgets
AWSの予算管理サービスで、予算を設定して上回った場合にアラートを鳴らせる。
CloudWatch 請求アラーム
AWSの料金が設定した予算を超えた際にアラートを通知する。料金の監視を自動化し、コストの予期せぬ増加を防ぐ。
AWS 料金計算ツール(AWS Pricing Calculator)
AWSリソースのニーズに応じたコスト試算をする見積もりツール
S3
- 課金:バケットに保存しているデータ量とデータ転送アウト
- 課金外:バケット数
<AI系>
Amazon Comprehend
AI自然言語処理サービスで、テキストからインサイトや関係性を発見するサービスです。
文書の分類やキーワードの検出が可能で、多言語で書かれたカスタマーレビューの分類などに役立てられる。
Amazon Lex
音声とテキストの会話インターフェースを構築するサービス。チャットボットや音声アシスタントの作成に使用。
Amazon Kendra
機械学習を使ったAI検索サービスで、社内ファイルなどのドキュメント検索エンジン構築に利用できる。
AWS DeepComposer
機械学習を使用して音楽を作成するサービスで、メロディを入力するとAIが複数の楽器を組み合わせた楽曲を作ってくれる。
Amazon Forecast
顧客需要、売上などの予測に利用するサービス。
Amazon Personalize
機械学習を活用し、商品やサービスの購入履歴などを基にして、 ユーザーに合わせたレコメンデーションを行うツールのこと。データ形式はCSVでよく、MLの知識がなくても簡単に利用できるのが売り。
Amazon QuickSight
MLを使って、データを可視化、分析するBIツール
Amazon Redshift
AWS上で提供されているデータウェアハウス専用のデータベースサービスで、MLを用いた高度なデータ分析が可能。
Amazon Macie
保存している機密データをMLによって分類、保護するセキュリティサービス。
<VPNとか>
AWS Virtual Private Network (VPN)
AWS VPNは、オンプレミスのネットワークとAWSクラウド間の安全なプライベート接続を提供します。暗号化された通信経路を使用するため、データの安全性が高まります。
AWS Private Link
AWS Private Linkは、AWSサービスとVPC間のプライベート接続を可能にします。インターネットを経由せずにAWSサービスにアクセスできるため、セキュリティが向上します。
VPC Peering
VPC Peeringは、異なるVPC間でプライベートな通信を可能にする機能です。異なるアカウントやリージョンのVPC間でも接続可能で、通信はインターネットを経由しません。
AWS Cloud WAN
AWS Cloud WANは、異なるリージョンやオンプレミス環境をグローバルに接続するソリューションです。クラウド環境とオンプレミス環境でWANを構築します。
インターネットゲートウェイ
インターネットゲートウェイは、VPCとインターネットの間の通信を可能にします。これにより、VPC内のリソースがインターネットに接続できるようになります。
AWS Transit Gateway
AWS Transit Gatewayは、複数のVPCとオンプレミスネットワークを接続するためのハブです。一元的に管理でき、ネットワークの複雑性を削減します。
AWS Direct Connect
AWS Direct Connectは、オンプレミスネットワークとAWS間の専用の物理的接続を提供します。高い帯域幅と一貫したネットワーク性能を実現します。
AWS Storage Gateway
AWS Storage Gatewayは、オンプレミスのストレージとクラウドストレージをシームレスに接続します。データのバックアップ、アーカイブ、災害復旧などが容易になります。
AWS Outposts
データセンターなどのオンプレミス環境に対して、AWSのインフラストラクチャおよびサービス、API、ツールを展開することができるサービスです。
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