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「絵で見てわかるITインフラの仕組み」まとめ③

ITインフラについて学び直しのため、翔泳社の「絵で見てわかるITインフラの仕組み」を読んでます。

まとめ①②に続き、本に出てくる用語について自分なりに整理していきます。

用語

リンクアグリゲーション

リンクアグリゲーション(Link Aggregation)とは、複数の物理回線を1つの論理リンクとして扱う技術です。具体的に言えば、スイッチングハブ同士、あるいはサーバとスイッチングハブの間などを物理的に2本以上のLANケーブルでつなぎ、運用上は仮想的に1本の回線として扱う技術を言います。
リンクアグリゲーションの大きな目的はネットワークの高速化です。社内ネットワークのなかで、基幹部分など通信量が多く、速度低下や遅延の原因となりかねない部分があるときは、リンクアグリゲーションを使って回線を太くする=帯域を拡大することでボトルネックを解消し、結果的にネットワーク全体の高速化を実現することができます

https://panasonic.co.jp/ew/pewnw/product/detail/22.html#:~:text=%E3%83%AA%E3%83%B3%E3%82%AF%E3%82%A2%E3%82%B0%E3%83%AA%E3%82%B2%E3%83%BC%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%B3%EF%BC%88Link%20Aggregation%EF%BC%89%E3%81%A8,%E6%89%B1%E3%81%86%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%82%92%E8%A8%80%E3%81%84%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

STP スパニングツリープロトコル

円環上(ループ状)に形成されたレイヤー2ネットワークにおいてデータトラフィックが永続的に流れ続けることを防止するプロトコルです。信頼性の高いネットワークを構築するためには、ネットワーク機器に障害が発生しても迂回路で通信できるように、複数のスイッチを使用したNW構成にしますが、そのような冗長化をした場合にSTPを有効にしなければ問題が発生します。

https://www.infraexpert.com/study/stpz1.html

ブロードキャストストーム

ブロードキャストストームとは、ネットワーク上で一斉配信(ブロードキャスト)用の特殊なデータや信号が際限なく転送され続ける現象。二台以上のネットワークスイッチなどに環状(ループ)の経路が形成されることによって生じ、最終的には帯域を使い尽くしてネットワーク全体が機能を停止する。

https://e-words.jp/w/%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A0.html#:~:text=%E3%83%96%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%82%B9%E3%83%88%E3%82%B9%E3%83%88%E3%83%BC%E3%83%A0%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E3%83%8D%E3%83%83%E3%83%88%E3%83%AF%E3%83%BC%E3%82%AF,%E3%81%8C%E6%A9%9F%E8%83%BD%E3%82%92%E5%81%9C%E6%AD%A2%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%82

VRRP Virtual Router Redundancy Protocol

ネットワーク上で複数のルーターを束ね、一体的に運用するための制御情報を伝送するプロトコルの1つ。

VRRPを使用すると、複数のルーターを1台の仮想的なルーターに見せられるので、予備のルーターにバックアップルーターの機能を持たせることが可能になる。万が一、マスタールーターが機能を停止しても、バックアップルーターが数秒以内に処理を引き継いでくれる。その間、マスタールーターを復帰させれば停止時間なく常時運用できる。

https://mypage.otsuka-shokai.co.jp/contents/business-oyakudachi/words/vrrp.html#:~:text=VRRP%E3%81%A8%E3%81%AF,%E3%81%99%E3%82%8B%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%88%E3%82%B3%E3%83%AB%E3%81%AE1%E3%81%A4%E3%80%82

Bonding

複数のネットワークインタフェースを束ねて冗長化したり、スループットの向上を図ることである。ネットワークチーミングと呼ばれることもある。
ボンディングを利用することで、ネットワークインタフェースの物理的故障や、接続するネットワークスイッチの障害に対して冗長性が取られるので、サービス継続性を向上できる。 こういった機能が有効に活用できるシーンとして、サービス停止ができないサーバに利用することがあげられる。このようなサーバは、サーバそのものの冗長化にあわせて、ネットワーク機器や回線の冗長化も求められるが、ボンディングによるインタフェース冗長化もその一つである。

https://www.designet.co.jp/faq/term/?id=44Oc44Oz44OH44Kj44Oz44Kw

アクセスポート

アクセスポートは、1つのVLANだけに所属するポートです。通常、コンピュータなどのデバイスは1つのネットワークに所属するのでアクセスポートを使用します。

https://www.infraexpert.com/study/vlanz2.html

トランクポート

トランクポートは複数のVLANに所属するポートです。主にスイッチ同士を接続する際に使用するポートです。

https://www.infraexpert.com/study/vlanz2.html

GSLB グローバルサーバロードバランシング

GSLB(グローバルサーバロードバラシング)は、複数のサイト間でサーバロードバランスを行う機能です。
例えば、東京DCと大阪DCにサーバを配置して、正常時には東京DCに配置されたサーバにトラフィックを転送して、東京DCの障害発生時に大阪DCのサーバにトラフィックを転送するようなことが可能となるのでディザスタリカバリ対策ともなります。また、DNSの動きと連動させてユーザのリクエストをトラフィックの少ないサーバへ転送することも可能です。

https://www.infraexpert.com/study/loadbalancer8.html

SNMP Simple Network Management Protocol

TCP/IPネットワーク環境の監視・管理を担う、プロトコルのひとつです。ルータやスイッチングハブといったネットワーク機器、Windows、UNIXといったサーバなどの状態を監視します。監視できる内容は、トラフィックやリソース、パフォーマンスといったものから、CPUやメモリの使用率、プロセスやイベントログなどさまざまです。機器によっては、製品やメーカー固有の監視項目を付与しているものもあります。

https://www.gmosign.com/media/work-style/post-0232/#:~:text=SNMP%EF%BC%88Simple%20Network%20Management%20Protocol,%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%82%92%E7%9B%A3%E8%A6%96%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

MIB Management Information Base

MIB(Management Information Base)は監視対象である機器に内蔵される、機器の情報です。管理情報データベースとも呼ばれます。機器情報や設定、状態などのデータが格納されていて、その形式や参照方法は規格化されています。

https://www.gmosign.com/media/work-style/post-0232/#:~:text=SNMP%EF%BC%88Simple%20Network%20Management%20Protocol,%E7%8A%B6%E6%85%8B%E3%82%92%E7%9B%A3%E8%A6%96%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%99%E3%80%82

レスポンス

1処理あたりの所要時間
例:検索ボタンを押して検索結果が表示されるまでの時間

スループット

単位時間あたりの処理量
例:検索エンジンが秒間に受け付けるアクセスユーザ数

パリティチェック

パリティビットを用いた誤り検出を「パリティチェック」と呼ぶ。
パリティビットも含めて奇数個のビットが転送中に変化した場合、パリティビットは正しくないことになり、転送中に誤りが発生したことを示す。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%91%E3%83%AA%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%93%E3%83%83%E3%83%88 



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