見出し画像

広く浅い知識で洋楽を語る #5

Nightwish - Amaranth


ヨーロッパを中心に絶大な人気を博すゴシック・シンフォニック・メタルバンド、Nightwish(ナイトウィッシュ)


フィンランドにて結成され、ゴシック・シンフォニック・メタルブームの牽引者として90年代後半から永きに渡って活躍してきたバンドです。

ボーカルが度々変わっており、この曲を歌っているのはスウェーデン出身のアネット・オルゾンという女性で、伸びやかかつ男勝りな力強いロック向きな歌唱が特徴的です。


この曲は、驚異的な再生回数を誇り(なんと1億回超)名実共にバンドの代表曲の一つであります。

ロック・オペラともいえるドラマティックなスケール感、激情かつ耽美なオーケストラの旋律、美しく熱く燃えさかる魂の叫びのような歌。

三位一体となった壮大なファンタジーの完成形です。

シンフォニック・メタルの入口として「Amaranth」はとてもオススメというか僕は間違いなくこの曲を聴けと推薦します。

数あるメタル勢の中において演奏は決して上手いバンドではないですが、その分をカバーするポピュラリティーを持っていて、琴線を刺激するダイナミックな演奏でカバーし大きな支持を獲得しています。

歌詞を訳す為に歌詞サイトを検索してたのですが、なんと対訳してくださっている方がいました。

しかもかなりつぶさというか、メッセージを細かく表現してくれています。

しかも最後に2013年オズフェスにももクロが出ていたことへの感想が少し書かれております。

意外なとこで世間の身近さを感じましたね(笑)

この曲は、こういうバンドによくありがちな神話、伝奇モノのストーリーをふんだんに描いているというよりかは、自分自身の中にある本当の自分を探し求めるような、それを「アマランス(伝説上の枯れることのない花)」と見立てて表現しているところにありますね。

ミュージックビデオや歌詞を見ていると、なんとなく随分前のアニメ「灰羽連盟」の世界の情景が浮かんできます。

自身の存在意義を確かめながら、悩みもがき最後には真理?へと向かう表現が似通っているようにも思えます。

天使のような存在であることも含めて。

特に冒頭の歌詞の「名前をもらい洗礼を受ける」という表現も灰羽連盟そっくりです。

思ってしまうと思うほど似ていますね。

アマランスという花は作品には出てきませんが、違うのはそこくらい?なほどです。

とても抽象的ながら考えさせられる名作アニメなので、ぜひ気になる方は観てもらいたいですね。

このアニメ、元(詳しく言うとさらに元)になってるのが「村上春樹」先生作品の世界観なのでそれも納得ともいえる内容です。

画像1

話が逸脱してしまいましたね💦

自分も歌詞を知るまではこんな方向に向かうとは思ってませんでした←

noteを書いてて面白い発見や意外な繋がりがあるというのは非常に興味深いことです。

やっていて良かったと思える瞬間の1つですね😊

最後にこの楽曲が収録されているアルバムを載せておきます。

ナイトウィッシュはこのアルバム前後くらいの時期が1番脂が乗っていたと言えます。

と思ったらSpotifyにありませんでした(笑)note初めてのパターンがやってきましたね。

権利上の都合とかで代表作的な作品でもサブスクにないのってまあまあよくぶち当たります(笑)

とりあえずGoogle検索の1番上に出てくるもののリンクを貼り付けておきます。主にYoutubeで観たり聴いたりできます。

Nightwish - Dark Passion Play (2007)

 https://g.co/kgs/ei5jEf

画像2




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?