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日記:ジャーナルスタンダードのラグ

ジャーナルスタンダードのラグを買う。1400×2000のサイズ。コーヒーテーブルの下に敷く。黄色のカーディガンを肩に掛け、ドイツ皇帝ウィルヘルム2世のようなカイゼル髭をした店員が対応してくれる。「これ手に持って帰れます?」「大丈夫ですよ」と店員が言う。

クラフト餃子フェスが舞鶴公園で開催されている。それに行く途中だったんだけど、僕の腕の中にはさっき買ったラグがある。結構な大きさだ。鏡開きの樽酒くらいあるんじゃないか。形もそんな感じだ。エスカレーターに乗るとき足元が見えない。大荷物になってしまった。クラフト餃子フェスをあきらめる。

家まで帰る途中にある猫カフェに行く。ずいぶん久しぶり。僕の腕の中のラグはお店の中のロッカーに入らず、猫が汚したらよくないからという理由でお店の外の看板の裏に置くことにする。店内から外に置かざるをえなくなったラグを見る。「ちゃんとある。よし」と安心する。「カオカワイイ」と名付けた猫。その名があらわす通り顔が可愛い。前に来た時よりもずいぶん大きくなっていた。もう19時くらいだったからか、お店の奥にある細長いソファにぎゅうぎゅうになって、ほとんどの猫が寝ていた。起きている数匹の猫に遊んでもらう。

ラグを抱えたまま蕎麦屋へ行く。ラグが人一人分の場所を取っている。天丼とそばのセットを注文する。手に持っていたドトールのコーヒーをそば屋のレジに忘れてきた。翌日の朝、階段を下りている時に気づく。申し訳ないなと思う。


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