ロックミュージシャンが内から叫ぶ

うわ!!!!!俺の中のロックミュージシャンみたいなやつが叫び始めた!!!!!普通に動悸がするし、身体が熱いし、息が荒いし、本当に叫びたいし、睡眠薬効かないし、”始まったな”って感じするし、
まあこれ数ヶ月毎くらいでこの感覚なるから本当は何も始まらないし、悲しいし泣ける。
まあ今泣くとしたらもう赤ちゃんレベルで泣き喚けるな。人生最高、人生最低、純血、混血、混血混血純血!

わ!!!!!これ以上なだれ込んでこないで、皆さんの感情。俺が全部の代弁者として叫ばないといけない気がしてくるから、何も力を持たない俺の、俺しか知らない俺だけの叫びを起こさないで!!!!!そうやってなだれ込んで来るなら私の叫びを聞いて!!!聞いて!!!
でも私が叫んでも叫んでも私の叫びは届かない、私は今までいろんな叫びを発してみた。人生は叫びであると言ってもいい。私は今まで色んな叫びを受け取ってきた。大好きな叫びもあるし、大嫌いだなと思う叫びもあった。私はそれぞれに叫び返してきた。時に涙を流しながら叫んだし、時に平静を装いながら叫んだ。喉が枯れて叫べないかも、と思ってたのに、思わず叫んだ時もあった。もう一生叫べないと思った時もあった。それでもいつの間にか叫んでいた。俺は叫びの頻度でいったら誰にも負けたくない。さらにこれからは私の叫びをたくさんの人にぶつける時だ。叫びの質を上げて、たくさんの人に私の叫びを聞かせなければならない。おい!!お前ら俺の叫びを聞け!!俺の叫びを聞いているやつ!!えらい!!叫び返してくれると思っとえらい!!
とは言っても、明確な手段を持たない。俺はいち早く世間の注目を浴びないといけないのに!!!!
それが絶対に俺にとって必要なのに!!!!

あーなんだか、眠くなってきた。私の内なるロックミュージシャンよ、おやすみ。俺は自分の中で本当はお前を一番に愛しているけど、お前はあまりに生活に向かなすぎるし、これまでの人生で私が内へ内へと押し込めてきたものだから、本当にごめん。本当はこんな生活はしたくないんだよ。本当はお前が俺の軸であるべきだから。お前が俺の軸になれるように頑張りたいと思っているよ。でも約束はできないよ。俺はもう埋まりすぎていて、お前が成長する隙がないんだよ、本当にごめん。もういっそお前が全部を壊して欲しいと思ってすらいるけど。お前にそれを背負わすのは違うと思うからずっと迷っているよ。じゃ、おやすみ。

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