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緑森のシルキーウェイ

最新号(№247 / 2024.6月号)の表紙に採用した滝の写真は、数年前に普代村内で撮影したものです。

取材を通じて知り合った普代村の知人に案内していただき訪れた場所で、具体的な場所までは定かではありません。

撮影に訪れた際は、クマ除けの鈴やスプレーを携行し、万が一に備えて向かいました。

車を降りた後は機材を担ぎ、歩いて現場まで向かいました。ちょっとした岩場や小川を乗り越えていくような少しだけ険しい道です。

「ザアザア」と水が流れる音に誘われるまま歩くこと約10分、お目当ての滝がお目見え。荒々しい岩肌を滑らかにすべり降りるシルク糸のように、豪快さと繊細さをあわせ持った、荘厳なお姿でした。

さっそく三脚を立て、私は夢中でシャッターを切りました。その間、知人は持参した竿を楽し気に振っていました。

それぞれがそれぞれの時間を楽しみ、その日はお別れ。ちょうど4年前のお話です。

今回、当時撮影した滝の写真を表紙に採用するにあたって、この滝のことを少し調べてみました。

すると、過去の「広報ふだい」に「やすらぎを求めて」というタイトルで記事が掲載されていることを知りました。

読んでみると、村内のとある地区に滝があるという噂があり、それを確かめに行ってみた、という内容でした。

写真を見ると、小誌で取り上げた滝の姿と似ているような感じもしますが…。

役場では、この滝について観光名所・景勝地として登録していないとのこと。まだまだ知らない魅力がこの地域には眠っているのですね。

当編集部の場合、地元の地理に詳しい人にガイドしていただき撮影に出向きましたが、道の険しさに加え、野生動物との接触の危険性があるので、やみくもに山に入るのは避けた方がいいかと思います。

これからも知る人ぞ知るスポットに焦点を当て、話題づくりに努めてまいります。

岩肌を滑り落ちるシルクのように


こんな場所にも案内していただきました


お魚も釣れました

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