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発達障害 診断名つけるか問題

発覚するならば
成長過程でわかることがほとんどの発達障害

違和感のタイミングはそれぞれ違ってて
違和感に最初に気付く人もそれぞれ違う。

状況が悪化する前に手を打ちたいと思う親もいれば
認めることが出来ず本人の努力問題としてしまう親もいる。

それくらい
本人の状態や本人を取り巻く環境が幅広い。

そんな中で時々話題にあがるのが
発達障害 診断名つけるか問題

今日はこのことについての
個人的見解を述べていきます。


①発達障害の基本知識

インターネットの普及によって
正しいと思われる情報と
トンデモな情報が
同じサイズ感で届くので

自分が信じたい情報を
一番正しい情報だととってしまうこともある。

ただ、発達障害に関して
現時点で正しいと言われることは

「生まれつき」「脳の機能」

ということ。

決して育て方ではない。
育て方にフォーカスして生まれたであろう
発達障害 育て方で改善神話」
個人的に超厄介だと思っている。

ともすれば怪しい民間療法に手を出して
莫大な費用を支払うこともあるからだ。

もちろん
発達障害もどきがあってそちらは
生活環境の改善で症状の改善が見られることもあるだろう。

ただ、いずれの判断もサポートも単独でなく
信頼できる医師とすすめていくことが
ベターだと思う。

②明確な境界でなくグラデーション

ここも重要だと思っている。
①についてはある程度情報が流れているので
拾うことは可能だろう。

ただ、個人的にはこっちの認識も
①と同じくらい重要と思ってる。

発達障害

というだけで何か
発達障害でない人と明確な境界があるように感じてない?

実はそんなことはない。

発達障害があろうとなかろうと
みんな違うところたくさんでしょ?

人の個性や特性は
なだらかな山のようになっている。

イメージこんな感じ
↓↓↓

           -----
        /                  \
     /                        \  なだらかな山


実際は山頂もなだらかじゃなくって
どこひとつとっても同じじゃない。

障害はその時代によって人間が定めた基準。

それは障害でない人と明確な境界があるわけでなくグラデーションで構成されているんだ。

③診断名をつけるメリット

では、
診断名をつけるメリットはなんだろうか?

ひとつは
適切な外部からのサポートが受けやすくなること。

療育、リハビリなどなど
サービスを利用出来る条件にハマれば
その子の成長を促す専門的なサービスが受けられる。

そしてもうひとつは
親が安堵感を得られるかもしれないということ。

どこかのタイミングで
「他の子と違う」という場面に直面し

「違う」、「違わない」のループ。

時には理論ではわかっていても
自責の念にかられるかもしれない。

そんな時に診断名をつけてもらうと
「だからかぁ」とか
「原因は環境ではなかったんだ」
などといった
安堵感を得られることもあるだろう。

これもメリットかもしれない。

パッと思いついただけだから
他にもメリットはたくさんあるだろう。

ではデメリットは?

④診断名をつけるデメリット

もちろんデメリットもあると思う。

ひとつは親の諦め。

「〇〇(診断名)だから、これは無理だな」

みたいな感じで
受容を履き違えて諦めに入る可能性がある。

これは超デメリット。

さらには子どもが傷つく可能性も。

ある程度のことが出来るようになったタイミングでの告知は時として本人を傷つけてしまう。

配慮を求めて学校にかけあうと
配慮がわからない先生がいた場合
生徒にも波及しイジメに発展する可能性もある。

メリットもたくさんあるだろうが
デメリットもたくさんありそうだ。

⑤僕の場合の行動と判断基準

ちなみにウチの息子はダウン症で
その症状のひとつ知的障害
をはじめとした発達の遅れが目立っている

でも、何度か
自閉傾向があることも指摘されている。

実際ダウン症で
自閉症を持ってる子は少なくはない。

ただ、我が家の場合診断名はつけてない。
というかつけようともしていない。
なんでかっていうとシンプルに
困ってないから

そもそも困ってない、
困らせてないなら別に診断なんていらない。

ただ、ここでは
困っている、困らせていると仮定して
僕の場合がどう行動するかを書いていく。

まず、メリットもデメリットも
たくさんたくさん知っていきたい。

選択肢を増やすこと
判断材料を増やすこと
ここらへんには惜しみなく力を注ぐ。

そして保護者でしっかり話し合う。

その上で判断する。
その判断の結果には後悔しないようにしたい。
絶対後悔しないと断言はできないけど…。


最後に僕の判断基準は

家族が幸せであれるかどうか

「“子どもだけの幸せを”と考えないの?」
と問われると
「子どもだけ幸せになるの難しくない?」
と秒で返答する。

子どもはもちろんだが
子どもの幸せのためには
僕や妻も幸せでないといけないと思っている。

みんなが幸せに暮らせる選択肢がとれるように
僕はこれからも
もっと学んで、もっと活動していきたい。

おわり。





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