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戦争中は自殺者が減る

センシティブな内容&文字を含んでいるため、閲覧にはご注意ください。この文章はあくまで私個人の意見であり、他者を故意に傷つけたり不快に感じさせたりする意図はありません。ご了承ください。


アメリカに住んでいると貧富の差を強く感じることがある。
正直言うと、自分の生活水準は下の下まではいかないものの、下の部類に属していると思っている。(エッセイ漫画でも描いているが、長らくアメリカでホームレス生活を送っていた人間ゆえ自覚はある)

日本にいると、自分と似た生活水準の人たちと付き合うことが多いけど、アメリカでは貧富の差が激しいにもかかわらず、超金持ちと超貧乏な人が友達になっているのをよく見かける。実際、私の知り合いにも家にプールやテニスコート、ゴルフ場を持つような金持ちもいた。納屋に居候させてもらおうかと厚かましく思ったこともある←最低。

それはさておき、「戦時中に自殺者が減る」という統計があるらしい。
趣味が漫画でなければ、統計学を専攻していたかもしれない。とにかく数字が好きなのだ。でも算数や数学は苦手。数字で可視化されたものが好き。

なんで戦争中は自殺者が減るのか、その統計は、一部の研究や歴史的データでしかないらしいが、主な理由は戦争という危機的な状況下で、生存本能が強化され、自殺を考える余裕が少なくなるから……だそう。
戦争という危機的状況下で生存本能が強化され、自殺を考える余裕がなくなるからなんだってさ。

ふと思い返してみると、自分の周りで自殺した人や、死にたいと言っていた人は、裕福で生活に困っていない人が多かった。(←私の周りの小さな統計だから全体ではない)一方で、私より生活水準が低い人たちはより活力があって、無謀大胆な夢を持ち、目がギラギラしてた。隣の家の子は自転車にサドルがなく常に立ち漕ぎしていたが、「父からもらった最高のプレゼント!」と歓喜していた。

「なぜそんなに貧しいのに明るいの? 死にたくならない?」と裕福な奴らは首を傾げたが、私は、「貧しくて何もないからじゃない?」と思った。
上層にいると失うことばかりだけど、下層にいると上へ這い上がる以外に道はない。便利なものや、ありふれた富に囲まれることが必ずしも幸せではないと感じたのは、こういう環境にいたからかもしれない……と思う。

ただ、戦争に身を置く、となると想像しただけで恐ろしいのでまず、精神がイカれて早死にする気はする。
アメリカでホームレスするほどの根性はあっても戦闘にはストレスを感じる人間である。サバゲーでさえ気が狂いそうになる。

実際に戦争ばっかやってる国があるけど、想像を絶する恐怖だろうし、ホームレスは脱却したけど今だに底辺暮らし。だけど、こうして趣味に没頭できる自分は本当に幸せだなと思う。

エッセイ漫画にちらっと描いたけど、亡くなった子は、とてもお金持ちだったけど、ドラッグに溺れて逝ってしまいました。彼のことはたまに思い出す。

今回、下記のYoutubeでなんか、思い出したので書きました。
話し方がめちゃくちゃゆっくりだから二倍速でちょうどええ感じ。

キラキラしたアメリカ在住話より、こういうのを見た方が「あー、アメリカだなぁ〜」って感じちゃう私はもう、あの時のような憧れを抱いて移住した心を取り戻すことはないんだな……と感慨深く感じた今日の夕方。


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