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ハピ☆ニコ SUNDAY #1 放送レポート

ユーザー発 ニコニコをより楽しむ番組登場

ニコニコ動画。かつては、オワコンやもうニコニコは時代遅れだと言われるような風潮がありました。しかし、今ニコニコは、若者中心に再注目されており、ニコニコっていいよね。ニコニコでの投稿動画面白いよねという声が大きくなっていきました。そんなニコニコの様々なジャンル、クリエイターに焦点を当て、リスナーもクリエイターも楽しい放送をということで、ユーザー放送として、先日ハピ☆ニコ SUNDAYが放送されました。ここでは番組レポートという形で出来る限り放送中の熱意をそのままに記事としてお届けします。

ハピ☆ニコ SUNDAY
「あなたがまだ知らないニコニコの一面」をテーマに、ニコニコの様々なジャンルを発掘することを通してニコニコの楽しさを伝えるとともに、活躍しているクリエイターをお呼びしてお話を聞くことで、リスナーに見るだけじゃない、つくることによるニコニコの楽しさもお届けすることで、新たな投稿者の卵を生み出そうというユーザー番組です。

番組タイトル決定には2時間 その結果…

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番組スタート時、MCが登場。♪ミュツタカ♪氏とN/G氏による小粋な番組冒頭トークがスタート。♪ミュツタカ♪氏は、ニコニコ公式旗艦番組である、週刊ニコニコインフォという番組内で、メインMCである百花繚乱の代理MCとしてユーザーの中から選ばれました。N/G氏は、最近ではホラーゲーム実況やアドベンチャーゲームを中心に動画、生放送を行っています。N/G氏は初投稿動画がMMDであり、今回の特集には最適なMCとも言えます。

番組冒頭では、番組タイトルに関する秘話が明かされた。番組タイトルを2時間、staff内で議論をした結果、ハピ☆ニコSUNDAYとなった。それは、タイトルとしては、ちょっとダサい感じがニコニコらしくていいよねという事から番組名が決定したという事だった。2時間考えた末に行きついたタイトルへの愛着が全staffからも感じられるタイトルであると秘話を通じ、改めて感じ取りました。

あなたが知らない MMDの世界

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メインコーナー、あなたの知らないMMDの世界。ニコニコには歌ってみた、踊ってみた以外にも面白いジャンルがあるんだ。ゲストを招いて深掘りトークしていくという内容となっています。今回はMMDということで、MMDerである方々が一堂に集結。初心者からコアな人まで唸らせるようなトークが数多く出てきました。ここでは、ゲストの皆さんの紹介、座談会中のトーク内容をご紹介します。

-座談会参加者紹介-

【1】ソースヤキソバさん

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初音通信というMMD紹介コンテンツや企画、イベント等行っている。
MMDerとして、ミクオールスター等動画制作を行っている

【2】KFMさん

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ジャンルは進撃のMMD(進撃の巨人のMMD)。自分でモデルを作ったり、たまに歌唱モーションを作ったりしている。

【3】10k1(tenki)さん

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昨年11月よりMMDerとして活動を開始。動画投稿を自分の作りたいものを作りたいだけ作っている。

【4】⑨の天才(チルノ)さん

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2017年より東方MMD動画を投稿している。

【5】お茶さん

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主にVTuberのMMDをさわりはじめ、アニメOP/ED再現系MMDを投稿

【6】kirikoさん ※事前アンケートでの参加

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Topic①MMDをやりたいとおもったきっかけ/ジャンル

※以下敬称略
ソースヤキソバ
第2回MMD杯(2008年)の見る専用をずっとしていた。その後、2013年頃ずっと見る専であったが、大好きであったミクMMDジャンル投稿がちょっと少なくなり、自分自分が見たい作品を作りたいという欲望から制作を始めました。
KFM
進撃の巨人にハマったことがきっかけ。アニメ第1期(2013年)から進撃にハマり、まずは2次創作を自分でやってみたいと思っていました。しかし、暫く2次創作をやってこなく、ブランクが長く、手が動かなく絵も文字も回らなく、でも何かやりたい。そのタイミングで進撃のMMDが始まり、作ってきた方々のモデル・モーション等お借りし、お力をお借りし、作ってきたものを組み合わせれば、何か出来るのではないかと初めて以降、ずるずると今もなお制作し続けるようになっていきました。
10k1:
2012/2013年でずっと見る専でMMDを見てきた。いつかパソコンを持てたら、MMDを作りたいという想いが当時あったが、やっと自分でパソコンを持てるようになり、MMDを制作するようになった。
チルノ:
2015年頃に、とある方の生放送でMMDやってみないという呼びかけからMMDをやるようになった。以降継続的にMMD投稿を続け、早4年経過してしまった。
お茶:
VTuberにはまって、はまったきっかけはニコニコ動画の動画であった。ニコニコでVtuber動画ないかなぁと検索した際、ファンの方がMMD動画を投稿されており、こういう世界があるんだなぁとなり、アニメBLEACHのOP再現動画がかっこよくて、自分も作りたいなと思って、制作を始めていきました。

Topic② MMDをやって役立った事

10k1:
武道をリアルで行っており、MMDはモデルの中のボーン(骨)の動きで体の使い方が分かる。どうやって腰を使うか、どうやって足が動いていくのか。MMDでは良く見える。それを頭の中で再現して、リアルに武道に活かせると気づいた。それで筋肉の動き等よく理解できるようになり、役に立った。
お茶:
コンテンツツリーを知らず、MMDをやって初めて知った。コモンズに関しても、知らなかったので、ニコニコの楽しみが広がった。
ソースヤキソバ
パソコンに強くなりました。当初はインストールって何?グラボって何?というほど、パソコンに対して分からなかった。それを友人から教えてもらったり、ネットで調べながらで今に至り、人よりはそこそこ詳しくなれて、この経験が今の仕事にも活かされている。MMDを始めて、進研ゼミのような感覚になっています。
KFM
ボカロの世界を知る事が出来た。ボカロの存在自体は知っていたが、MMDを行っていると、モーションをお借りすることがあり、その関係で踊ってみたとの繋がりがあり、踊ってみたとの繋がりからボカロにつながる事が多く、そこから踊ってみた、ボカロの世界をより知るようになり、MMD関係なくボカロを聞くようになっていったり、踊ってみたを見るようになった。ジャンルがMMDによって広がっていった。
チルノ:
世界が広がりました。東方からMMDを始めてから、より世界が広がっていきました。

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Topic③ 流行を追う派?好きなのを追い求める派?

お茶:
どちらかと言えば、好きな物を追っている派。結果的に流行を追っている感があるという感じです。どっちつかずになりがちですが、流行りの中で、好きはくっついてやっているんじゃないかなぁと思います。
チルノ:
好きなものを求めたり、好きなものを追ったり、時々流行っている物を作っていたりしています。
10k1:
自分は、好きな物を追い求める派。頭の中で出来た映像をそのままMMDにしている。これを作りたいなと思った物を、流行りではなく、頭の中で出来た物をそのまま出しています。
KFM
好きなものを追い求めるが基本です。たまに、モーションをお借りするときは、その時の流行りをチェックするようになっているが、基本は好きだからで、流行は意識してないです。たまたま、目について、色んなMMD動画を見てかっこいいなと思ったのが流行りのモーションであっただけで、必ずしも流行りを考えているというのではないです。
ソースヤキソバ
2つの存在がいる。動画投稿者としては、好きな物を追い求める派。生放送や紹介等企画をする人としては、好きな物を流行にさせたい派です。好きな物が流行っていないのが許せない。そうした二面性があります。

Topic④ 初期のモチベーションの秘訣

10k1:
今の所、挫折はないです。これ作りたいな、でも…上手い事出来ないな。じゃあ別の方法で何とか再現しようという感じでやってます。例えば、エフェクト(モデル等キラキラさせるもの)が相性が良くなく反映出来ない場合、おんなじものを作っている別の人のエフェクトでやってみようと試したりしています。始めたけど、何も分からず挫折というのは、ないですね。Twitter等での交流によって、教えて頂く機会があったので、今も続けられています。
ソースヤキソバ
初期の頃は、最初の2年間はTwitterをしていなかった。SNSがなかった。動画のコメントを何度も何度も見ながら、モチベーションを高めていっていました。

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Topic⑤ 推しモデラ―はいますか?

KFM
全てのモデラーさんがリスペクトです。一番の推しモデラ―は自分です。自分が見たいから、自分好みのモデルを作っているので、自分のモデルが一番かわいいです。すいません…。申し訳ないです。全部のモデラーさんもそう思っていると思いますし、使って頂いている方には感謝していると思います。
10k1:
全てのモデラーさんです。自分がオールスター動画を作ったんですが、1個1個のモデルの表情、ボーンが1つ1つ全く違っていて、個性があって、そのモデラーさん個人個人にとって最高のモデルである物なんです。自分でモデルを作って、自分が推しモデラ―ですと言いたいですが…最終的な回答ですが、推しモデルは全てのモデラーさんです。
ソースヤキソバ
全てのモデラーさんが推しです。全てのMMDerがまず基本としてもっているものだと思います。同時に、その中でも、カイさんのモデラーさんを特に好んでいて、好きすぎて、そのモデル専用のイベントを開催して、モデラーさんと交流するまでに至りました。

Topic⑥ 夜派? or 朝派?

10k1:
特に決めずに、空いている時間に作っています。が、生活リズムは崩します。大学で課題があったりなかったり等で差が激しいので、いつ時間が空いてるかというのが分からないんですね。なので、空いてるときに詰めるようにしています。
ソースヤキソバ
休日派です。平日は全くやってないです。まとまった時間に一気にやりたいので、結果的に休日にやっています。

Topic⑦ 推しエフェクトは?

お茶:
アニメの再現をする際、影をアニメの影っぽくしてくれるエフェクトがある。ToonShaderですね。それを入れると、エフェクトがアニメの塗りっぽくしてくれる。ここに影がかかってほしいというときに何かつけられるのがないかなぁと思っていた時に、ここに行きつきました。
チルノ:
エフェクトが使ったことがなく、使い方が分からないので…。逆に、知りたいです。
10k1:
sdPBRです。影を付けるエフェクト。光の当たり方が、本物の太陽に近い光の当たり方をする。その操作が物凄く簡単で、光の当てるのにそんなに手間がかからずに当てられるのが魅力です。
KFM
ikボケです。モデルに焦点を当てて、背景をぼかすエフェクトです。コントローラーが付いていて、テストモードがあり、テストモードにすると、画面が色分けされて、どの場所にどの位エフェクトがかかっているのかが一目瞭然で分かる。ぱっと見操作しやすくて分かりやすいので使っています。

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Topic⑧ ビームマンPの凄さ

ソースヤキソバ
凄さでいうと、アクション等戦闘系MMDがあれば、クレジットの8割がビームマンPさん。MMD界の様々な必要とされるものを作ってきた地盤を作ってきた。あの方がいなければ、7、8割MMDはいなかったかもしれない。今のままではなかったはず。MMD界の山寺宏一。
※ビームマンPは直近で公式番組での出演があるので是非見てみて下さい。

Topic⑨ 皆さんにとって MMDとは

お茶:
絵が描けなくても作れる。絵が描けない人にとっても、自由に表現できる。
チルノ:
自分の世界を再現できる。
10k1:
夢をかなえる場所。
自分推しモデルを自分の好きな背景で好きな曲で好きな動画を作れるのは、夢をかなえられる場所なんです。
KFM
自分の表現するものが新たなステージに行けた気がします。
こんなことが、自分にもできたんだ。MMD始める前には想像していてなかった自分が今ここにあるんだなと感じています。
ソースヤキソバ
MMDは好きを形に出来る物。
絵心もダンスも歌も出来なかった。でもMMDでミク10周年をお祝い出来た。新たな推し活手段としての神ツールがMMD。

如何だったでしょうか。MMDに関する非常に濃い話等出てきました。出来る限り、放送でのコメント等を書かせて頂きました。この座談会での熱意を文字から感じて頂き、MMDの動画投稿、クリエイト活動に活かして頂けると幸いです。

今日のOne Point講座

何となく理解してるけど、結局それは何?というのを分かりやすく説明してくれるコーナー。今回のテーマはレイヤーが紹介されました。今回の解説は、猫月あゆむ氏による解説が行われました。

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レイヤー解説に関して作成されたスライドをキャプチャーしてお届けしていますが、非常に分かりやすく説明をされていました。きっと次回もワンポイント解説があると思うので、是非番組を最後までチェックをしてみると、動画投稿等をこれから始める方にとっては為になる事間違え無しです。

ニコブーーーーム

ニコニコで流行っている物、昔流行って今根付いているネタを改めて深掘りして、よりそのネタを深く楽しんでいこうというコーナーです。今回のテーマはMMDという特集であったので、MMD賞というタグについて取り上げられました。

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このタグ投稿は5本の動画がまとめられています。気になる方は是非チェックして見て下さい。

次回のハピ☆ニコ

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次回の放送は4月4日(日)コメントアート特集というアナウンスが番組終了前に発表された。#1の初回を受け、ますますどのような番組になるのか。注目されます。ハピ☆ニコの最新情報は公式Twitter、コミュニティーがありますので、気になった方は、是非こちらをチェックして見て下さい。

編集後記

如何だったでしょうか。是非気になった際、次回放送をお楽しみにしてみてください。一視聴者として素晴らしい放送であったので、今回まとめてみました。今回記事として書かせて頂きましたが、是非チェックしてみてください。