【恋愛】待ってても手に入らなかった
私は昔から、いいなと思った人と仲良くなるのは得意だった。
ただ、仲良くなりすぎて友達としか見てもらえず、気付いたら相手に彼女が出来て、そのままフェードアウトするのがお決まりのパターンだった。
人生で一番熱量高く人を好きになったのは中1。
クラスのムードメーカーで、野球部の人だった。
クラスで一番仲が良かったと思う。毎日ふざけ合って笑い合って、楽しかった。
彼氏というものへの憧れが強い時期だったのかもしれない。同じグループの女友達に相談して、恋バナで盛り上がったのも、いい思い出!話してるだけで楽しかった。
だけど私は、結局彼の彼女にはなれず、彼の彼女になったのは、相談していた女友達だった。
うん、よくあるパターンです。笑
大学の時に好きになったのはサークルの人だった。
背高くて自己肯定感低い系イケメン。
彼の場合は、今思えばどこが好きだと思ったのか謎なんだけども、当時は好きだった。
彼の場合も仲良くなりすぎて友達としか見てもらえず、、でも多分私の気持ちに気付いていたのだろう。サークルの先輩と付き合ったことを報告された。
この報告をされた時、私はなぜか思った。
"私の未来の彼は、私が呼びにいかないとダメだな"
この報告をされた次の日、私は誓った。
"次好きになった人は、絶対私から告白する!"
待っててもダメだ。彼氏取りに行くぞ精神。
そんな誓いを立てたからなのか、その人は突然現れた。いや、嘘です。元々知っている人でした。
その人は同じ学部の出席番号が私の次の人で、彼のことは大学1年の頃から知っていたが、特に接点もなく、正直興味もなかった。
そんな彼と、大学3年から始まる共同実験の相方になった。
実験を通して彼のことを知り、"あ、好きだな。"と思ったのだ。
私は思い出した。前回の失恋後の決意を。
"次好きになった人には、絶対私から告白する!"
、、、やるしかない。
私は彼に、いろいろ仕掛けた。
実験の日の朝のニュース番組の占いを見て、彼の星座の順位と内容を確認し、毎回彼に話をした。実験前の恒例行事になった
2人でやった方が効率いいから、と実験後のレポートを一緒に作成して欲しいと誘った
レポート作成後はどさくさに紛れて一緒に駅まで帰った
友達に協力してもらい、彼のグループと一緒にユニバやボーリングをして遊んだ
彼の前では楽しそうにニコニコしてた
もう、あの時は好きバレとか怖くもなかった!
好きが溢れ過ぎて、フラれても良いから告白したいという無双モードに突入していたのだ笑
共同実験が終了し、春休みに入ると、もう彼との接点がなくなるので、二人で京都に遊びに行こうと誘ってオッケーを貰った。
初めて2人で会う日!
よく告白は3回目のデートがベストと聞くけど、
私はそこまで待てない。せっかちなのだ!
京都で決めるぞ!!
予定を立てて、最後は京都駅のイルミネーションが綺麗なところで告白するつもりだった。
地元の友達にも告白するって宣言してきた!
彼との待ち合わせまで、スキマスイッチのガラナを永遠にリピートして聴いて、勇気をもらった!
準備は満タンだった!!!、、、が、いざ当日。
イルミネーションと彼を前に、ヒヨッて私は言えなかった。
そしてそのまま帰りの新快速へ2人で乗った。
彼がこの電車を降りるまで、バイバイするまで、
約7分。
私は考えた。
これ、まじで人生の分岐点じゃない?
ここで言わなかったら、いつ言う?また遊びに誘うの?いやむりむりメンタル持たんわ。
またフェードアウト?絶対後悔する。
(ドキドキドキドキドキドキドキドキドキドキ)
心臓が脈打ちすぎて、音が耳から聞こえた。
(あーあと1分くらいで駅着いちゃうな、、)
意を決して絞り出した。
私『あんな、多分もう分かってると思うけど、
好きやねん』
彼『.....じゃあ付き合いますか。』
私『え!?!?!?、、うん!!!』
電車到着。
彼は、今日はありがとう。じゃあね!と言って電車から降りていった。
私『、、、放心(え、何が起こった?)』
その後帰ってからもう一度彼にラインで確認し、
はれて付き合うことになった。
それから7年後、
彼は、旦那となったのだ。
きっと私があの時踏み出さなければ、付き合ってなかっただろう。
一歩踏み出すことって大事!欲しいと思った物は、取りに行かないと手に入らないと学んだ出来事でした!
旦那にムカついてどうしようもなくなった時、この記事を読み返そうと思います。笑
読んでいただいて、ありがとうございました!
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