法律用語

内容としては契約書の読み方の基本のキくらいの話。これは一番最初にやっておくべきかもしれない。法律興味あるレベルだったら実際は契約書読めるかどうかが一番現実に役立つかどうかに直結する。

法律に関する用語は、契約書でもよく見かけるという点が一番実利に即すると感じるのは珍しいんだろうか。

法律の交付・施行

法律は国会で制定された後、公布される(官報に掲載される)ことで周知されて、周知期間を終えると施行される。

簡潔には、法律が現実に効力を持つためには公布に合わせて施行も必要。

条文上の表記

日常で使うには固すぎる法律文面ならではの言い回し。以下は適宜読み換えるようにすれば特に難しくとらえず噛み砕いで文面を読めるね。

準用する
法令の個々の規定を本来であれば適用されない他の場面に適用する
又は・若しくは
どちらか一方を選択する場合に用いる接続詞。単なる選択は又はを使う。
選択のレベルが異なる場合は若しくはを組み合わせる。

例1:食べる又は寝る
例2:ピザを食べる若しくはパエリアを食べる又は寝る

「又は」と「若しくは」の違いとか意識したことなかったな。

並びに・及び
並列する選択する場合に用いる接続詞。単なる並列は及びを使う。
大きい概念の方の並列は並びにを組み合わせる。

例1:教科書及び参考書
例2:ピザ及びパエリアを食べ、並びにコーラを飲む

「並びに」「及び」にも明確に違いがあるのね。

単純な選択や並列は「又は」と「及び」だけと覚えておけばおっけーか。

推定する・みなす
法律上は一定の事実があるものとして扱うが反証があればその限りではない時に使う言葉が「推定する」で、反証があっても覆さないのが「みなす」

「みなす」って強い言葉なのか。これは普通に勉強になった。

直ちに・速やかに・遅滞なく
直ちにが一番即時性が高く、速やかにはそれよりマシだが急かすようなニュアンス。遅滞なくは他に比べると即時性は低く「合理的に妥当な時間内に」くらいの意味合い。

なるほどなー。もうちょっと色々ありそうな気もするけど、これが最低限なのかな。普通に読むときのメリットだけ思い浮かんだけど、これはよく考えると契約書を書く時にも役に立ちそうな基本的知識か。

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