戦後の日本経済史の要点

1945年の第二次世界大戦後、敗戦国日本は経済を復興させ、1964年には先進国の仲間入りを達成、高度経済成長を経験。

文字で書くとたった1文のことだけど、この20年ですごく色々変わったんだろうなと思う。戦後は経験していないけど、自分の人生で考えると、2000年から2020年ってすごい色々変わったもんね。

高度経済成長を迎えるまでのポイント

経済の民主化
次の3点の改革を実行し、経済が民主化された。
◆ 財閥の解体
◆ 農地改革
◆ 労働組合の育成
朝鮮特需
朝鮮戦争により衣料調達や武器補修などの特需が生まれ、戦後は繊維産業や金属工業を中心として生産水準が回復
傾斜生産方式
基幹産業の鉄鋼と石炭に資材・資金を重点的に投入し、両部門の生産拡大を基軸として生産が回復
ドッジライン
財政金融引き締め政策によりインフレを収束し国内消費を抑制
経団連と日経連の設立
1946年、日本経済の再建・復興を目的とし経済団体連合会(経団連)発足。1948年には適正な労使関係の確立を目的とし日本経営者団体連盟(日経連)が発足。
生協の設立
生活協同組合(生協)の概念の登場。
1948年に消費生活協同組合法が制定され、1951年に日本生活協同組合連合会が設立された。生協には日常生活品を中心に取り扱う地域生協や大学や職場を活動の場とする職域生協などがある。

これらの実現で高度経済成長の下地が整ったということか。

高度経済成長の好景気の分類

神武景気
1956年の経済白書の「もはや戦後ではない」が有名。
輸出拡大と合成繊維・石油化学などを中心とした設備投資により好況。
岩戸景気
池田内閣の「国民所得倍増計画(1960年)」などで消費投資が活性化。
投資が投資を呼ぶ好況。
オリンピック景気
好調な輸出と東京オリンピック(1964年)による建設投資ブームで好況。
イザナギ景気
1965年〜1970年はそれまで以上の好景気となった。

高度経済成長期に突入してからもオリンピックとかプラスの要素が追い風で重なってさらに成長を続けたということね。

小学校あるいは中学や高校の頃は1ミリも興味なかったけど、こうして整理してみると、面白い。
もう少し深く知りたいなと。




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