情報通信関連用語(リテラシー)

2020年の情報社会に生きるならこれくらい知っておこうってことかな。

行政書士の資格試験で必要なのか?と思うものも多いけど、仕事柄馴染みのある言葉が多かったのが幸い。行政書士たるものってよりやっぱり今の時代生きるなら知っとけって感じ。

見出しになっていたのは5つ。

ブロックチェーン

分散型のデータベース。書き換え不能で過去の取引の検証と監査に向く。

クラウドコンピューティング

インターネット上のサーバーにあるソフトウェアなどを必要に応じて利用するコンピュータの利用形態

アフィリエイト

Webサイトなどに企業サイトへのリンクを貼り、閲覧者がそのリンクを経由して当該企業のサイトで会員登録や商品購入をするとサイト管理者に報酬が支払われる仕組み。広告の手法

公開鍵暗号方式

ペアになる2つの鍵を作成し、一方の鍵は公開他方の鍵は非公開として暗号化と復号化に別の鍵を使う方式。

ドメインネーム

インターネット上に存在するコンピュータやネットワークにつけられる識別子。インターネット上のWebサイトが「どこ」にあるかはIPアドレスで把握することもできるがIPアドレスは数字の羅列なので人間にわかりやすい文字列を使う。この文字列をドメインネームという。

その他

電子機器・ハードウェア

スマートフォン
携帯コンピュータの機能を併せ持つ携帯電話のこと。汎用OSを搭載し、利用者が後からソフトウェアを追加できる。小さなパソコン。
デジタルサイネージ
店頭・公共空間・交通機関などにおいて、ディスプレイなどの電子的な映像表示機器を使って情報を発信すること。

社会で活用されている情報技術の名前

テレマティクス
自動車などの移動体に通信システムを組み合わせることでリアルタイムに情報サービスを提供する仕組みのこと。
電子署名
実社会における署名や押印を電子的に代用する技術。作成名義の同一性と内容の同一性を確認することができる。
VoIP(ブイオーアイピー;ボイスオーバーインターネットプロトコル)
インターネットなどのTCP/IPネットワークを使って、音声データを送受信する技術のこと。この技術を使った電話サービスをIP電話と呼ぶ。
5G(ファイブ・ジー)
第五世代移動通信システム。ミリ波などの高い周波数帯域も使って高速・大容量・低遅延・多数同時接続の通信を可能とする仕組み。
GPS
全地球測位システム。人工衛星を利用して地球上のどの地点にいるのかを把握できる位置情報計測システム。

セキュリティ関連

ファイアウォール
組織内のコンピュータネットワークへの外部からの侵入を防ぐシステム。
生体認証
指紋・声紋・虹彩・静脈の血管形状パターンなど、個々人の生態固有の情報を用いて本人確認を行う方式。
SSL(エスエスエル;セキュアソケットレイヤー)
インターネット通信の暗号化の代表的な手法。通信経路におけるデータの盗聴・改ざん・なりすましを防ぐ役割を果たす。
クッキー
Webページにアクセスした利用者をWebサイトの提供者がチェックするための機能。ユーザーに関する情報や最後にサイトを訪れた日時を記録。

コンピュータウィルス関連

マルウェア
コンピュータウィルスなどコンピュータやその利用者に被害を与えることを目的とする悪意あるソフトウェアの総称。
スパイウェア
個人情報や機密情報を盗み出す(スパイ活動をする人のような)不正プログラムのこと。
トロイの木馬
ユーザーに気づかれずにメールに添付したりソフトウェアに潜ませたりして感染させるコンピュータウィルス。
ワーム
コンピュータウィルスの一種。自信を複製して他のシステムに拡散する性質を持つ。
フィッシング
金融機関や公的機関からのメールや偽サイトで暗証番号やパスワード、クレジットカード情報を詐取すること。

近年話題になったサービス・システムやその固有名など

ウィキリークス
匿名により、政治・行政・ビジネス・宗教などについての機密情報を公開するウェブサイトの1つ。アメリカ政府の外交機密文書の公開で認知度向上。
クラウドファンディング
インターネットを通じて多くの人から資金を募集すること。群衆を意味するCrowdと資金調達を意味するfundingを合わせてできた言葉。
マイナンバーカード
マイナンバーが記載された顔写真付きのICカード。氏名・住所・生年月日・性別が記載されている。
SNS(エスエヌエス;ソーシャルネットワーキングサービス)
人と人のつながりを促進するインターネット上のコミュニティ型サービス。
VR(ブイアール;バーチャルリアリティ)
仮想現実。コンピュータによって作りだされた人工環境を現実の世界のものとして知覚させる仕組み。
Wiki(ウィキ)
WebブラウザからWebページの発行・編集などを行えるWebコンテンツ管理システム。ちなみにWikipediaはアメリカの非営利組織であるウィキメディア財団が運営している。
FinTech(フィンテック)
情報通信技術を活用した金融サービスのこと。
MVNO
自ら移動通信サービスに必要な無線局を持たずに、無線局を持っている移動体通信事業者(MNO)を利用して「移動通信サービスを提供する電気通信事業者(Mobile Virtual Network Operator)」のこと。

純粋に情報技術関連用語

トラフィック
ネットワーク上を移動する音声、文書、画像などのデジタルデータの情報量のこと。
メタデータ
データそのものでなく、作成日時や作成者名などの「データに関連するデータ」のこと。
ビッグデータ
旧来の技術では処理や管理が困難あレベルの巨大で複雑なデータのこと。
近年はビッグデータから事業に役立つ知見を導き出すことを目指すデータサイエンティストが増えている。

情報社会ならではの思想

ユビキタス・コンピューティング
いつでもどこでもなんでも誰でもコンピュータ・ネットワークに簡単に接続できることを表す言葉。ユビキタスとは「いたるところに存在する」という意味。
IoT(インターネット・オブ・シングス)
様々なモノがセンサーや無線通信を通してインターネットにつながり、インターネットの一部を構成するようになること。現実の物体をインターネット化する構想。
NGN(ネクスト・ジェネレーション・ネットワーク)
次世代IPネットワーク。別個に構築されているインターネットサービス用IPネットワークと電話サービス用電話網をIP技術を用いてIP通信網として統合して現行の電話網からアップデートする。

意外と多かった。知らない人はめんどくさそう。
ざっくばらんにその他でまとめるのでなく、ウィルスカテゴリとかサービスカテゴリとか分けてくれたらいいのにと思ったから分類した。

IT業界で働く身としては、この用語入れるなら別のもあったほうがいいのではと思ったりもする。けど、資格試験でそんなに量を増やしても仕方ないか。線引きは難しいところなのかなと思う。

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