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テック業界のジェンダーギャップ、どこまで前進した?〜2021年私的ハイライト〜

この記事は、TECHPLAY女子部 Advent Calendar 2021 25日目の記事です。

こんにちは、だむはです。普段はフリーランスでサーバーサイドエンジニアをしています。個人ではsisterというサービスを開発していて、TECHPLAY女子部のコミュニティーオーガナイザーもやってます。そして、今年のTECHPLAY女子部アドベントカレンダーのトリを努めます!

今年、テック業界のジェンダーギャップ解消に向けて、前進したな〜、よかったな〜と思ったニュースや出来事など、私的ハイライトを上げていこうと思います!

一人の女性がエンジニアになるまでがムーブメントに

ゐろは(@wiroha)さんが書いた「1人の女性がエンジニアになるまで」という記事が反響を呼び、ムーブメントとなりました

自分の誕生〜小中高〜大学〜社会人〜現在と、エンジニアになるまでの一人の女性の過程を書かれている記事ですが、「共感した」や「感動した」など本当にたくさんの方に影響を与え、あとにつづいてたくさんの女性のエンジニアの方が「一人の女性がエンジニアになるまで」の記事を書いています。

まとめられたサイトがこちらになります。

ちなみに私も書きました!

朝日新聞にも載りました!

なんでこんなに、この記事が反響を読んだか、私なりに考えてみました。

この記事は一人の女性がエンジニアになるまでの過程を淡々と書いてある記事ではあるのですが、女性がマイノリティとなる理系やIT業界に飛び込む上で、女性にとっての壁、私たちが当たり前だと思って、乗り越えてきたこと、乗り越えられなかったこと、現在ぶつかっている壁、など、

自分だけなのかなと思っていたけど、他の人も経験したことがあるんだという共感やそれが当たり前ではないんだという安心感などから、たくさんの方が影響を受けたのではないかなーと思います。

女性がエンジニアになるまでって、イメージしづらい部分もあったので、ゐろは(@wiroha)さんの記事から、たくさんの女性が自分がエンジニアになるまでの記事を書くことによって、これからエンジニアを目指そうとする方にすごく勇気を与えるんじゃないかなと思ってます!(もちろんすでにIT業界で活躍されている方にも)

sister 正式リリース!

はい、完全にポジショントークです!

テック業界特化した女性向けのスキルキャリアシェアサービスがリリースされました!私が、Web業界に転職する際に、技術やキャリアについて相談できるメンターを探していたのですが、女性がほぼいなかったことから、困ったな〜と思って作ったサービスです。

リリースしてから約1年、まだまだ未熟なサービスではありますがテック業界の女性が悩んだり、道に迷ったりした時に、頼れる場所、シスターに挑戦して自信をつけれる場所になるように、日々アプデートしていきたいと思ってます!

記事でも取り上げていただいたりしたので、IT業界に女性を増やしていこうっていう意識が世間でも注目され始めているんじゃないかな〜って思いました!(少しだけでも貢献できたらいいなと思っています)


女性向けプログラミングスクール「M s.Engineer」が開校

女性のためのオンラインプログラミングスクールが開校されました。

個人的には「女性向け」のプログラミングスクールができることで、女性の職業に「エンジニア」という選択肢が増えるのではないかと思います。女性もなれるんだ、やってみようかな、試してみようかなという気持ちが少しでも芽生える人が増えるきっかけになると思います。

そのため、女性向けプログラミングスクールの開校は大きな転機なのではないかなと感じました。

Waffle さんの活動が活発化

個人的に私がめちゃくちゃ応援している団体です。女子中高生を対象にプログラミングを教えたり、IT業界のジェンダーギャップの解消を目指して活動しています。

去年から活動はされていたのですが、今年になってグッとメディアで見る機会が増えました。また、Google.org が全世界を対象に実施する助成金プログラム 「 Google.org インパクトチャレンジ  for Women and Girls 」に、採択されたりと、活動の幅を広げています。

IT業界のジェンダーギャップに関する課題に対して、世間が認知し始めたということではないでしょうか。

Waffleさんがいろんな活動をされたり、メディアに出ることで、エンジニアやプログラミングに興味を持つ女性が増えるきっかけになってるんじゃないかなと思います

メルカリの山田CEOが、理系に進学する女性向けの奨学金プログラムを開始

メルカリの山田CEOが理系に進学する女子生徒、最大100人に奨学金を支給すると発表しました。

これはすごく話題になりましたね。中高では理系の成績は男女ほぼ差がないのに、大学で理系に進む女性はとても少ないです。これはジェンダーバイアスからきていることが大きいのではないかと言われています。

そのため、IT業界に女性が少ないのは中高生からすでにバイアスをかけられ、無意識になんとなく女性が文系を選びがちになるのではと思っています。

理系を目指す女子生徒を対象に奨学金を出すことで、理系に進む選択がしやすくなる世界になって欲しいですね。

Women Developers Summitの開催

みなさん、デブサミはご存知ですか?
知らない方はこちらに概要を書いておきますね!

Developers Summit(デベロッパーズサミット:デブサミ)は、2003年から毎年開催する、日本最大級のソフトウェア開発者のためのカンファレンスです。社外のデベロッパーと連携を取りながら企画を行い、ソフトウェア開発者が今知っておきたいトピックや、ロールモデルとなるデベロッパーとのさまざまな出会いを創出します。
(以下リンクからの引用)

その、日本最大級のソフトウェア開発者のためのカンファレンスで登壇者は女性を対象としたWomen Developers Summit 第1回目が開催されました

ちなみに私も登壇させていただいております!

このカンファレンスはSNSとかを見るといろんな意見がありましたね。私個人的には、必要なことだと思っています。もちろん将来、「女性」をつける必要のない時代が来たらすごくいいなと思います。でも、今は必要だと思っています。

そもそもIT業界の登壇イベントって女性の登壇者、少ないですよね。自然と半々になったらそりゃいいなって思います。でも今は、登壇する人を選ぶ側も登壇する側も、無意識のバイアスがあると思っています。これが今は必要だと思う理由です。

と、まあ私の意見はこれくらいにして、このイベントは男性も参加できるのですが、男性にこそ聞いてほしい!という内容も結構あって、いい機会だったんじゃないかな〜と思います。

あと、やっぱり「女性」の登壇者に絞ったことで、勇気を出して、登壇に挑戦してみようって方も結構いたんじゃないかなと思います。

私はそのうちの一人で、この登壇での成功体験から、自分に少し自信を持つことができました。

奈良女子大に工学部が誕生(2022年に設立予定)

2022年に奈良女子大に日本の女子大学史上初、工学部工学科が誕生します。

その時の気持ちをツイートしたら、軽くバズったよ!本当にこの時ツイートした内容そのままが私の考えで、理系や工学が「男性の学問」というイメージから払拭されていくといいなと。

男性が多いから、進路を諦めるという選択が無くなればいいなと、切実に思ってますし、「女性は数学が苦手」という科学的根拠のないバイアスから解放されていければ素敵だなと思います。


高校生のなりたい職業ランキングで「エンジニア・プログラマ」が女子高生1年の2位にランクイン!

今まで、中学生や高校生、大学生がなりたい職業ランキングで男女別に見ると、男性では「エンジニア・プログラマ」が上位に来ることが多く、女性はランキング外のことが多かったと思います。

この結果を見るたびに、くっそーーと何度思ってきたでしょうか、、、

それが、つい先日(12/24)に発表された高校生がなりたい職業ランキングで、女子高生1年のなりたい職業2位になんと「エンジニア・プログラマ」があるではありませんか!!!

これは、すごく大きなことなんじゃないかなと思います。過去にももしかしたらランキングに入っていたのかもしれないけど、私は女性側のなりたい職業ランキングに「エンジニア・プログラマ」が入ってるのを初めて見ました。

高校2年生、3年生や男子高校生と比べると、まだまだ差はありますが、すごく大きな一歩なのではないかと思います。

上記で紹介してきたいろんな方達が少しずつでも、テック業界のジェンダーギャップを解消するために、活動を広げ、輪を大きくし、行動してきたことが少しでも影響してると私は思っています!!

その他、IT業界の女性向けイベントがたくさんあった

その他にも、IT業界の女性向けのイベントがたくさんあった印象です。以下抜粋(私がアンテナ貼っているだけかもしれませんが、、)

(これは関係ないけど、良かったので貼っておく)

最後に

はい、最後にまとめ!!結果!!

この記事のタイトルは「テック業界のジェンダーギャップ、どこまで前進した?〜2021年私的ハイライト〜」です。

最後に回答してみます。回答、、、、

大きな一歩を踏み出した!今後前進していく!!きっと後退はしていない!!

だと思います!今年はすごい前進はした気がするけど、まだまだ壁は大きい!きっと大きな一歩を踏み出したんだと思います!
私も、個人でできることは少しずつでもやっていこうと思います!!

それでは最後まで読んでいただき、ありがとうございました!!

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