GIRL CODE 〜プログラミングで世界を変えた女子高生二人のほんとうのお話〜

こちらの記事は おすすめ本 Advent Calendar 2021 の6日目の記事となります。

私がおすすめしたい本

早速ですが、私がおすすめしたい本はタイトル通り、「GIRL CODE プログラミングで世界を変えた女子高生二人のほんとうのお話」です。

女子高生2人がプログラミングに出会い、なんとなく生理がタブーとされている世の中に「タンポン・ラン」という生理に関するゲームを開発して、IT業界で奮闘し、人間的にも成長していく、IT × フェミニズムお話です。実話です。

きっかけ

TECHPLAY女子部で紹介された本です。IT × フェミニズムの内容で、今自分が興味があること、関わっている分野にピッタシ当てはまっていたので、読み始めました。読んでいたのは、1人ではなく、コミュニティで読書会を開いて4ヶ月くらいかけて読みました。1週間に約1章くらいのペースで、参加者とワイワイ意見交換しながら読むのはとても楽しかったです。読書会おすすめ!!
※TECHPLAY女子部の読書会は誰でも企画できるので、興味ある方は是非こちらから!

おすすめしたい人

・これからプログラミングを学ぼうとしている
・特に中学生〜高校生〜大学生の方
・キャリアについて悩んでる方
・自信を失っているエンジニア
・何かに挑戦しようとしている方
・フェミニズムについて興味ある方

読んだ感想

切実にこの本に中学生や高校生の時に出会いたかった、、、読んでいて一番大きく感じるのは「高校生で、こんな考え方ができて、こんなに行動力があって、こんな経験ができるなんて、なんて眩しいのだろうか、、」でしたね。自分が高校生の頃なんて、何も考えず遊び呆けいていました。学生時代の環境や出会ったもの、触れた本などで、価値観は大きく変わっていくなと痛感しました。

あとはやはりフェミニズムの部分です。生理がタブー化されているのはおかしいと気づいて、それを全世界にゲームを開発して訴えかけるってすごく怖いことです。みなさん、なんとなくご存知かも知れませんが、フェミニストを名乗ったり、女性の権利に対して声をあげたりすると、いろんなことを言われます。炎上したり、誹謗中傷されたり。

それを、怖いながらも形ににして、ゲームをリリースし、世界にたくさんの影響を与えました。本当にすごいことだと思います。もちろん、「国」の差もあるかもしれません。日本の今年のジェンダーギャップ指数ランキングは120位。この本を読んでいて、文化の違い、考え方の違いをすごく感じました。

タンポン・ランやってみた

この本はノンフィクションなので、「タンポン・ラン」というゲームも実在します。実際に読書会でみんなでやってみました。本にはこれをどうやって開発して、どこに苦戦したかなどが書いてるので、その内容とリンクして、おお、あんなに悩んでたのに、うまく動いている!!などを感じられるので、いろんな意味で面白かったです。興味ある方はぜひやってみてね!

プログラミングを身につけてコンプレックスを解消する

本の中でアンディーとソフィはプログラミングを身につけることで、自分に自信をつけていっています。自分に自信がなく人前で手を上げて自分の意見をいうことが苦手だったソフィは最後の章では大勢の前で自信を持って、タンポン・ランについてプレゼンしています。

プログラミングを身につけて、自分が開発したゲームで世界が変わっていくんだという成功体験を掴んだことで、私たちにはなんでもできる!と思えたそうです。こういった成功体験ってほんっとに重要だなと改めて思いました。

本の中には具体的にどういった思考で、バグや機能を開発していったかも記載されています。また、オブジェクト指向のことや、実際のコードも記載してあり、これからプログラミングを始めてみたい、興味があるという方は勉強にもなるかなと思います。

最後に

私のこの本と出会って、挑戦することの大切さ、ロールモデルの大切さ、何事もやってみないとわからない、チャンスは自分で作るものだ、などなど沢山のことを教えてもらいました。勇気をもらえる一冊でした。男女関係なく楽しく読める本です。興味があったらぜひ読んでみてね!!

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