ご飯が食べられなかったときの話
今から約20年前のこと
オペラ修行のために
単身イタリアに勉強に行っていた私は
お金がありませんでした😂
しかし
どうしてもレッスンを受けたい先生が
マントヴァという街に住んでいて
その先生の
ワンレッスン100ユーロするレッスンを
週に3-4回受けて
生活費は1日3ユーロ
(当時のレートは1ユーロ約175円という
あり得ない円安)
という
頭のおかしい生活を送っていました😂
食べるものと言えば
生協で安売りをしている
ズッキーニを山盛り買って
ひたすらズッキーニを食べるとか
自分が思うように歌うことができた
ご褒美の日は
当時
街に一軒だけあった
中華料理店で
3ユーロ出すと
山盛りのチャーハンを
テイクアウトすることができ
そのチャーハンを
3日くらいかけて食べるwww
そんな生活を送っていたので
私は空腹に対しては耐性があります🤣
1日3回
きちんと食事を摂るようになったのは
今のパートナーと一緒になった
ここ8年ほどの話😂
なので
今でも一人になると
ついつい食べることを後回しにしてしまいます
そんな私が
年明けからのイタリア旅行で
フィレンツェで滞在した
五つ星ホテルで
朝から素敵すぎる朝食を食べる日が来るとは
20年前の自分は
1ミリも想像できませんでしたね😂
朝日の差し込む
美しい空間で
何を食べても美味しく
気の利いた素晴らしいサービス
(これはイタリアではほぼ奇跡に近い)
その場にいる他の宿泊客たちの
洗練された装いや物腰
そんな中に身を置くと
自分の世界が確実に変わっていく
そんな体験をしました
もちろん
このホテルを予約するときは
かなりの勇気が必要でした
恐ろし過ぎて
最後の最後まで
予約ポチが出来なかった😂
それでも
今まで体験したことのない世界を
見てみたい
その思いが勝ちました
人間は
新しい体験を経て
変わって行くことができるし
自分の知っている世界しか
想像することが出来ない
ときには
贅沢過ぎる?!
と感じるような体験でも
ご褒美として自分に与えて
(特に何もしていなくても
生きてるだけでご褒美www)
これからも
どんどん自分の世界を
広げていきたいと思います