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週報5月①

リッピングしたもの

Vinyl

  • Bullwackies All Stars - Creation Dub(1977)
    <Wackies>とはジャマイカ生まれのLloyd Barnes(Bullwackie)が70年代にNYに設立したレーベルで、NY発ルーツレゲエサウンドを送り出した偉大なレーベル。これは10年以上前、サイケデリックロックを漁っていた時にMeditationsで買った(たぶん)レコード。当時としてもそのスモーキーなダブサウンドがかっこよかったわけですが、やっぱり良い。ちなみにBasic ChannelがWackies再発事業やった時のリイシュー盤。

  • Naked Eyes - Naked Eyes(1983)
    イギリスのバースで79年に結成されたシンセポップ・デュオ(82年にNeonからNaked Eyesに改名)。近年のシンセウェイヴの源流みたいな音。割と好きなシンセの音。

  • Axxess - Novels For The Moons(1983)
    元ランボルギーニのCEOであるPatrick Mimranは実業家として成功したあと(経営難だった同会社を立て直してランボルギーニの救世主とか呼ばれてるそう)マルチメディア・アーティストの道に進んでおり、これは電子音楽家としての作品。Lamborghini RecordsというレコードレーベルもやっていてSteve Hackettなんかも出している。この作品はスペース・エイジ的でイタロっぽくもある電子音楽。シアトルのMedical Recordsによる再発。

  • Workshop - Yog Sothoth(2004)
    これもかなり前に買ったのをリッピング。ドイツのCANフォロワーWorkshopの現状ラストアルバム。坂本慎太郎がその年のベストに挙げたりしていたそうです。前作よりも電子音楽要素が強くなった感じ。音楽的にもラウンジっぽいのやらノイズやら多彩な感じです。下に載せた曲"Sieh Mal An"はボーカルのオートチューン的処理が特徴的。アルバム名はクトゥルフ神話からで、そのワードは"Don't Give Up"で出てくる。しかしただ叫んでいるだけなのであんまり深い意味は無いのかもしれない(ダモ鈴木リスペクトか?)。レーベルのSoniqからは2020年にメンバーのカイ・アルトフが新作も出してます。


CD

  • Nirodh - Suoni Immaginari(1988)
    80年代のイタリアのエスノ~室内楽もの。エスノジャズロックのAktualaのメンバーだったらしい。瞑想的な感じが漂いながらサイケな質感もあるいい音楽。伊Black Sweat再発。

  • Ursula K. Le Guin & Todd Barton - Music And Poetry Of The Kish(1985)
    アーシュラ・ル・グウィンの2万年後のカリフォルニアを舞台にしたSF『オールウェイズ・カミング・ホーム』に付帯していた音楽作品。2万年後の未来で土着文化を営む部族の歌という設定で、架空の部族のフィールドレコーディングという感じがしてよい。

  • M.Zalla - Africa(1972)
    映画音楽の大家、Piero UmilianiがM.Zalla名義で出したエスノ・ジャズロック。サイケデリックでもありEmbryoを思い出させる作風。アフリカというよりはエスノ感が強い。

GAME

Racing Lagoon - 松枝賀子&江口貴勅(1999)


走り屋ものからの影響と、同時期のFF7のノリみたいなのを悪魔合体したような怪作レーシング・RPG。最近動画で見ましたが、これはこれでちゃんと成立した作品だなと思って当時のスクウェアの熱量を感じた。サントラはフューチャージャズっていうんですかね、90~00年代の雰囲気が出ていて良い感じ。CDは高騰しまくっているのでなんとか再発とかないでしょうか?

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