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幸福

僕は麻雀が好きだ。
友達4人で折半して80万の全自動雀卓を買うくらいには

麻雀は良い。ゲームとしてとても奥深く出来ている。
打つのが好きな人とのコミュニケーションツールにもなるし、打ち方に性格が出るのもとても面白い。
そして何より初心者でも上級者に勝てる可能性がある。

どこかの記事の紹介で
「運と実力が最高の塩梅でミックスされたゲーム」
と言われていたような覚えがある。

麻雀然り、あらゆる物事に運はつきまとう。
「運がいいね」だとか「ラッキーだな」だとか言われることもあるだろう。

だけど僕は"運"に疑念が残る

例えば、
「ずっと仲の良かった友達に裏切られた」
これは世間一般で言えば運が悪いだろう。
しかしある人は
「性格の悪いヤツだったことがわかって良かった。これからは関わらなくて済むから運が良かった」
そう思うかもしれない。

その出来事に対しての捉え方によっては、簡単に
「運が悪かった」から「運が良かった」に一変する可能性だってある。主観に寄りすぎている。
運の良し悪しは結局自己正当化の為の理由付けにしかならない。

今僕が賭けに6000円負けているのも実力のせいだろう
僕は運に縋って運のせいにするほど弱い人間ではない。

そんな事を思いながら験担ぎのラッキーストライクに火をつけ、いい牌をツモれるよう祈る。

ただ、一つだけ言えることは、こうやって友達と楽しく麻雀を打てる僕はきっと"運がいい"のだろう。

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