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『適応力』

※本内容は、個人的な意見や推察が含まれております。あらかじめご了承ください。

2022年7月23日に長崎で行われたフレッシュオールスター。

東京ヤクルトスワローズの赤羽由紘選手がサヨナラ3ランを放ち、育成選手ながらMVPを獲得した。

その前年度は、現在一軍で活躍している内山壮真選手がMVPを獲得しており、スワローズの若手選手が次々と台頭してきている。


今から11年前の2011年にも、このMVPを獲得した一人のスワローズ戦士がいる。

荒木貴裕選手。その人だ。


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2009年ドラフト3位で遊撃手として入団した。

もしかしたら、彼が遊撃手として入団したことを知らない若いファンの方もいるかもしれない。

走攻守三拍子そろった遊撃手として「宮本二世」と期待された。

2010年の開幕もスタメン遊撃手を勝ち取り、フレッシュオールスターでもMVP。

しかし、なかなかレギュラーをものにできなかった。

当時は、川端慎吾選手、森岡良介コーチ(現ヤクルト一軍コーチ)、西浦直亨選手など、たくさんの遊撃手の候補がおり、ポジション争いが非常に厳しかった。

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プロの野手として生き抜くためには

・スタンドへ運ぶ長打力
・卓越した巧打力
・次塁を奪う走塁力
・安定した守備力

など、突出した能力が必要だ。

しかし、人には得手不得手があり、長所の裏には短所もある。

彼は長所を伸ばしてプロで戦うことよりも、短所を消すことで勝負したのではないかと、私は推察している。

遊撃手だけでなく、三塁手、二塁手、一塁手も練習し、さらには外野手にも挑戦した。

計り知れない努力を積み重ねてきたはずだ。

その長年の努力で「適応力」を培い、プロの世界で生き抜く術を身につけたのだと私は思う。

“何でもできる”「適応力」は、「長打力」や「巧打力」に匹敵するスキルなのではないだろうか。

故に彼が12年間も厳しいプロの世界で戦い続けていることで、それを証明している。

今日7月26日。彼は35歳の誕生日を迎えた。

ヤクルトスワローズの連覇には、荒木 貴裕選手の持つ「適応力」が必ず必要だ。

荒木 貴裕選手。誕生日おめでとうございます。

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