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シリコンバレー研修:DAY6

「21世紀型中学校」ミレニアムスクール


ついに研修の後半になり、疲れも溜まってきてる6日目。本研修で初めて公共交通機関を使用して一日中動くことになり、まず向かったのはミレニアムスクール!
 

モーニングクラス(morning class)から始まる1日

 
ミレニアムスクールでは、朝1番にホールに全校生徒(約100人)が集まり円になって座るというモーニングクラスがありました。中には楽器を持参し、リズムを打っている人もいました。これは、誰でも好きな楽器を自由に他の人たちが集まってくるタイミングで演奏することができる仕組みになっているらしく印象的でした。
 
生徒や先生方が集まった後は、隣の人と1番か2番かを決め、交互に目を瞑り相手の変化について気づくという、不思議なゲームをしていました。このゲームを朝早くからやることにより、眠い時間帯でも集中力をアップさせることができるそうです。また、連絡事項などを確認し終わった後の締めには、一斉にclap (一本締めのようなもの)、というものも行なっていました。これも生徒と先生、学校全体の繋がりを示していたり、今日も1日頑張る!というようなマインドになるようなゲームだそうです。 

授業体験

 
今回訪問させてもらうだけでなく、実際に学校に通っている生徒と一緒にペアまたはグループになり、授業を一緒に参加させてもらいました。私の場合、グループの女の子の授業がスペイン語だったので、一緒にスペイン語の発音練習などをしました。普段習っていない私で少し意味が分からない部分が多かったのですが、人数的にも部屋的にも小さいクラスだったおかげか、馴染みやすく楽しくコミュニケーションを取れました。
 
日本と違う点としては、生徒の主体性がとても高く各自の主張がしっかりしている所でした。「カオス」と呼べる状態。しかし、恥ずかしがらずに意見を言えることへの凄さを実感することも同時に感じることができました。
 
例えば、私の友達が受けたミュージカルの授業で歌を歌うことがあった際、一人一人が自信を持って大きな声で歌ってたと言っていました。日本の学校では一定の割合の生徒がミドルスクールエイジ(中学生辺り)である期間は、どうしても周りに判断されてしまうことの恐怖から大きな声で発声したり、自分の意見を主張することがしづらいと感じている人がいると思います。しかし、このミレニアムスクールでは、自己アイデンティティが形成されるミドルスクールエイジ=大事な時期とし、先生たちのサポート方法に工夫をもたらしながら、意外と外から評価されていないことや他学年と一緒に授業を受けるプログラム形成で影響力をもたらしています。
 

自己コントロール、判断力

 
ミレニアムスクールもドルトンと同様、生徒一人一人がスマホやパソコンを持っている環境の中でどのように管理をしているかを尋ねてみました。実際学校には5年前、一期生が作ったルールが存在していることがわかりました。まず、朝学校に着いたらロッカールームのような場所にあるスマホをぶら下げる場所に保管し、日中は使っていないようです。そして、パソコンに関しては、あくまでも授業で使うことが目的なので、ゲームをすることのないようにサイトのブロックなどで制限を行っているそうです。
 
中には生徒自身が自分と友人の友情を削られていると感じている人もいるそうで、訪問した前日の夜に、「友達がゲームをしていて昼休み一緒にバスケをしてくれなくて寂しいからゲーム(特定のもの)をブロックしてほしい」というメールが届いていたらしいです。そして、先生方はその子のためにそのサイトをブロックしたようです。先生が生徒の要望にきちんと耳を傾けていることを、感じれました。
 
先生方は、スマホやパソコンのコントロールはアルコールやタバコのコントロール力と似たようなことだと仰っていました。ゲームをしたいけど成績が悪くなってしまうことへの自覚はある。そんな状態の中、サボってしまうのか、あるいはコントロールし一旦勉強することができるのか。これは自分との戦いであり、学校側もこの自己コントロール能力をつけさせるために日々考えているそうです。ただ悪影響になることを伝えるのではなく、たまには自分で気づかせることも大切だそうです。
 
この自己コントロール能力や心理的な成長を示すことができる評価方法にしているらしく、ただ頭脳で評価するなどとして成績をつけることは絶対にないのはミレニアムスクール。頭の良さだけでなく、自分で生きていく力であったり、若さを武器にして周りに影響をされながらも、柔軟な思考を広げていってほしいという想いを元に運営を続けているそうです。これから変わっていく世界で、課題に対してたった一つの解決方法しかないことはない事を1番知っていると言われている若い人々の力でプログレッシブ教育を中心として、ミドルスクールエイジをデザインしていきたいと語ってくれました。
 
3年編集者:五十棲 結菜

シリコンバレーで挑戦するテックハウス

今日はサンフランシスコにあるテックハウスへ訪問に伺いました。そこでは現地で実際に活動している内藤聡さん、小林清剛(Kiyo)さんにお話を伺いました。

内藤さんについて

 日本にいた頃、Facebookの映画を見てアメリカで挑戦している人達に憧れを持ち居ても立っても居られず、何もわからないのにも関わらず、アメリカへ飛び立ったそうです。そこでは自分のやりたい事など自分を知ってもらうためにブログなどで発信を続けているうちに今の兄貴分のKiyoさんに出会い、今に至るそうです。このことについて内藤さんは、「Kiyoさんに出会ってなかったら今の僕はいない。Kiyoさんがブログを読んでくれていて良かった。」と言っていました。

 お話を聞き僕は自分から行動することはとても大切で、人との出会いはとても重要なことだと思いました。

 僕も自分から自分の事を発信していこうと思います!

小林さんについて

 今では、記事でゴットファザーと書かれ、シリコンバレーで挑戦をしている日本人起業家のリーダー的存在である小林さんですが、高校時代はほぼすべての授業で寝ていたり、勉強が嫌いすぎてメニエール病という両耳が聞こえなくなる病気にかかるなど今のKiyoさんからは考えられない高校生時代を送っていたそうです。

僕はこの話を聞いた時、耳を疑いました。

大学時代でも1,2年生の頃は週に一時間ほどしか大学に行かずに、遊んで生活していたそうです。

ですが大学3年生になり遊ぶのに飽き、インターンをしてそこで月に3000万円程度売り上げを作り、その経験が楽しくて今も起業を繰り返しているそうです。シリコンバレーを日本の次の市場に選んだ理由はいくらアジアで上位の企業になったとしてもgoogleに負けてしまう。だから世界で一番ホットな街でもう一度一から事業を始めたいと思ったからだそうです。

 

印象に残ったお話

●リーダーについて

 自分はリーダーに憧れを持っていていますがリーダーは自分には向いていない、と感じることが多かったです。なのでお二人の思う、リーダーに必要な要素についてのお話が僕は印象に残りました。

 お二人が思うリーダーに必要な要素とは、『画』を描くのが上手いということでした。ここで言う『画』は将来どうなっていたいか?どんなことをやりたいか?などの自分の考えているビジョンのことです。

この『画』が描けると、周りに色々な人が集まってきてくれると教えてくれました。

 そして集まって来てくれた人達を引っぱっていくためには自分がどんなリーダーなのか知ることで自分に合ったリーダー像が見えてくるそうです。 

●行動力を身に付けるには?

 行動するにはまず自分には出来るという自信が必要になる。その自信は小さな自信を身に付けることが大切と話してくれました。この話を聞き僕もシリコンバレー研修でお二人に実際にアポどりをして、お話を聞けることが出来たので、これからも会ってみたい人達などにDMなどでメッセージを送ったりして自分から成功体験を掴んでいきたいと思いました!

編集者: 4年 櫛谷 蒼真


ミネルバ大学

Minerva: Place for Future Innovators

ミネルバ大学担当の生徒は英語の方が得意なので、英語で書いてもらいました!

WHAT IS MINERVA? 


Minerva University is an online university founded by Ben Nelson in 2012. It holds the record of being the most innovative university in the world since 2020 (WURI). It has campuses around the globe. Some of the locations includes USA, Argentina, Taiwan, etc.

Minerva’s Vision


How was Minerva able to reach its status now? Minerva’s Vision makes it all possible. Their vision (mission) is to produce a community of entrepreneurs and active problem solvers through their courses. They encourage students to engage in active learning by constantly having discussions thus letting the students be a step closer to an effective problem solver. Their classes are specifically designed to be small to provide an interactive and to assess adequate attention to everyone in the class.

Minerva looks for individuals who are passionate, curious, and motivated What most colleges look for as well. However, Minerva is willing to embrace other factors as well. There are numerous other factors responsible, such as their interests, backgrounds, etc.
International program
Minerva’s students are required to study abroad in other Minerva campuses. Through this inter-cultural experience, students will be able to interact with other bright minded individuals and open their minds up for innovative ideas.

Thoughts on Minerva


Visiting Minerva was truly a blessing. With the international atmosphere, and flexible thinking skills they teach, I can only imagine how pleasant it would be to learn there. What I particularly enjoyed was the diversity. We have only visited San Fransisco campus, yet we have met at least 5 different nationalities there.
And everyone there was open to new cultures and ideas. I think this was due to Minerva's multicultural environment. Meeting Minerva students made me realize that we can broaden our horizons by learning about other people with different cultures and ways of thinking.

編集者: 4年 趙 営



黒平紗弓さん:ホテル座談会にて

日本、アメリカどちらでも起業!!黒平紗弓さん

 夜の対話セッションに、日本で「KIMONOBIJIN」という事業を起業している黒平紗弓(くろひら さゆみ)さんと、Googleで働いている紗弓さんの旦那さまにお越しいただきました!紗弓さんは、今月、2024年3月にアメリカでも起業をしたようで、日米で起業していることに非常に驚きました。起業以外にも女性起業家のコミュニティを作ったりもしているようです。 

KIMONOBIJINとは

日本の伝統文化は茶道、花道、着物など様々なものがあります。ですが茶道をしながら花道はできません。しかし着物を着ながら茶道、花道はできます。着物を着ていてもほとんどの伝統文化を楽しむことができます。その着物の価値に紗弓さんは気づき、着物のメディア、プラットフォーム「KIMONOBIJIN」を設立しました。KIMONOBIJINは着物に関してのイベント、教室、ショップを運営をしています。

起業するときのポイント

紗弓さんは日本でもアメリカでも起業をしていらっしゃるのですが、どのようにしてその事業を思いつくのか、と私は疑問に思いました。アイデアを創るコツとして、紗弓さんは何かはっとしたらアイデアを書き留めているそうです。紙でもスマホでもなんでも良くて、自分が思いついたことをとにかく言語化することが重要なようです。アイデアは一つ二つではなく、何個も書き出すことにより、いつか点と点が結ばれる時が来るようです。

 

そんな紗弓さんはどんな大学時代を!?

紗弓さんは大学生の頃に様々なことに挑戦したようです。

・20個くらいの資格
・部活
・バイト
・起業サークル
・インターン

などに挑戦したようです。部活、バイト、起業サークル、インターンなどでできたコミュニティが学生時代、そして現在へとつながっているそうで、改めてコミュニティが重要だと感じました。


私は紗弓さんの話を聞いて「挑戦したいことは全部やること」が大事だと深く感じました。挑戦しないと自分のことを知れません。紗弓さんはこのような挑戦を学生時代に行ったからこそ自分のことを深く知れて現在に繋がったのだと思います。私もやりたいことを全部やって自分の内面を知りたいと思います!また、私はよくアイデアを思いついても書き留めずに忘れることがよくあるので、紗弓さんのように書き留めるように心がけたいと思います。

編集者;3年 岩田叶

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