「『KING&QUEEN』鹿賀丈史×濱田めぐみ ミュージカルコンサート」 2014-09-02

2014-09-02
すごく悩んで行くことを決めた鹿賀丈史さんと濱田めぐみさんのコンサート。
ちょっとお小遣い的にはキツイ会場なのですが、鹿賀さんのラブネバーダイの休演も心配でしたし、冬のラ・カージュは体調大丈夫かしら…と思い、たっぷり聞いてみたい!と決心し、行ってきました。
セットリストが出て、ゲストに沼尾みゆきさんがいらして、ウィキッド初演キャスティングの二人の日、この日しかありませんね!と千秋楽にいきました。

鹿賀さん、高音はきつそうな面もありましたものの、ジキル&ハイドのハイドの低音では地の底から響く笑い声(邪悪)も聞かせてくれました!
「ゲッセマネ」は小中学生の頃ずっとお友達にダビングしてもらった鹿賀ジーザスを聞いて育ったもので、ご本人的には40年前だそうで、歳を経て深みの増したジーザスは圧巻でした。
「スターズ」も10周年キャストでジャベールを観ていましたが、やっぱりスタイリッシュなジャベールも素敵でした。個人的には不器用なジャベールも好きなのですが。

濱田めぐみさんは本当に気持ちを全開で歌う方で、低音も高音も伸びやかに歌うので大好きな役者さんなのですが、「自由を求めて」は鳥肌たちました。
沼尾さんのグリンダと濱田さんのエルファバ。初演のウィキッドをわくわくして観たのを思い出します。
しかも、濱田さんにのみ緑のピンスポットをあてて、ドレスから露出した肌が緑色に見えるという小憎い演出!エルファバ!

「Defying Gravity」からの「ForGood」…本当にすばらしかったです。
「ゴメンいつもあたしたち喧嘩ばかりしてた」など、ほんとうに自然な口調で歌われていて、二人の関係が当時よりも、より増幅されて見えました。
10年・・・くらい・・?の時を経て再会・・・というのが、まさに曲の背景とぴったりだったのでしょうか・・。 いや、退団後会っていたりくらいはしてたかもですが。
沼尾さんの「ポピュラー」も、当時よりも茶目っ気たっぷりのお調子者グリンダでチャーミングでした。

濱田さんの「Let it Go」は意外でしたが、3度でてくるサビの「ありのままの」の部分。
3回とも歌い方が違うのはとても新鮮でした。
1番ではまだ後ろめたさが。2番で新たな発見、ふっきれた感じで。ラスサビではもはや自信をもった誇りあふれる「ありのまま」という言葉。
エルサの心情と成長そのものでほんとうに素晴らしかったです。

濱田さんは強さを全面に出す役が多い気がしますが、優しさ、情の深さ、儚さ、魅力的な部分たくさんでとても心地よかったです。

【ACT1】
罪な遊戯 「ジキル&ハイド」より (鹿賀&濱田)
時が来た 「ジキル&ハイド」より (鹿賀)
あんな人が 「ジキル&ハイド」より (濱田)
対決 「ジキル&ハイド」より (鹿賀)
死ぬのもそれほど悪くない 「ボニー&クライド」より (濱田)
マンマ・ミーア 「マンマ・ミーア」より (濱田)
青い鳥のように 「エニシング・ゴーズ」より (鹿賀)
もしも叶うなら 「カルメン」より (濱田)
君の歌をもう一度 「ラブ・ネバー・ダイ」より (鹿賀)
愛は死なず 「ラブ・ネバー・ダイ」より (濱田)

【ACT2】
今宵安らかに 「ジーザス・クライスト=スーパースター」より (鹿賀&濱田)
私はジーザスがわからない 「ジーザス・クライスト=スーパースター」より (濱田)
ゲッセマネの園 「ジーザス・クライスト=スーパースター」より (鹿賀)
ポピュラー 「ウィキッド」より(ゲスト 沼尾みゆき)
Let It Go~ありのままで 「アナと雪の女王」より (濱田)
砂に刻む歌 「ラ・カージュ・オ・フォール」より (鹿賀)
自由を求めて 「ウィキッド」より(濱田)
あなたを忘れない 「ウィキッド」より(沼尾&濱田)
彼を帰して 「レ・ミゼラブル」より (鹿賀)
オン・マイ・オウン 「レ・ミゼラブル」より (濱田)
スターズ/星よ 「レ・ミゼラブル」より (鹿賀)

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