2021年3月読書会のご報告

だいぶ遅くなってしまいましたが、3/24に栃木市図書館で行った、蔵の街読書会のまとめです。

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私は「異端の鳥」と「あの本は読まれているか」。

今回初参加のYさんは「ニュートンのひも理論」と「マルチユニバース宇宙論入門」。

図書館から参加してくださったTさんは「幕末下級武士の絵日記」をご紹介いただきました。

Yさんは宇宙に関するセミナーや講演会によく行かれるそうで、ニュートンに載っている先生方のお話も聴きに行かれたことがあるそうです。

宇宙に興味を持ったのは、ご両親を亡くされてからだそうです。この宇宙にあるものはすべて、小さな原子のような物質からできています。それがまとまって、星や命になり、いずれバラバラになって、新たな命を形作ります。「星屑から星屑へ」と私たちは形を変え、この宇宙に偏在しているのです。途方もない、想像もできないような世界に私たちは生きているのですよね。それを物理学者や数学者は、とらえようとしているわけです。読書はその世界をちょっとでもかいま見ることができると思います。

一方、250年ほど前の庶民の生活を垣間見ることができるのは、当時の人たちが残した日記です。放蕩な武士が謹慎を食らっている間、書き溜めた日記が残っています。それを訳したのが、「幕末下級武士の絵日記」です。当時の風俗が、味わいのある絵と文章で今も読むことができます。おもしろいのは、謹慎中にも関わらず、遊びほうけていて、宴会したり、家の中の様子が描かれており、貴重な史料となっています。

次回読書会は、同じく栃木市図書館です。上記のサイトまたは図書館でも参加を受け付けています。読んだ本、好きな本を紹介してください。

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