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2024/06/13  日経新聞 朝刊 個人的厳選3トピックス

[大見出し] 日銀、保有国債を減額へ 今日から決定会合 「量」も正常化へ一歩

日銀は13~14日に開かれる金融政策決定会合で、国債買い入れの減額を検討する。現在の国債買い入れ目安は毎月6兆円程度で、市場には月4.8兆~7兆円の幅で買い入れる計画を示している。日銀は国債の買い入れ額を段階的に減らす方針で、市場の混乱を避けるために減額ペースも緩やかにする見込み。これにより、日本の金利差が縮小し円安が進む可能性があるが、景気への影響も懸念されている。市場では日銀が国債買い入れ減額を決定すると予想され、5月13日の国債買い入れオペで既に500億円の減額を行い、長期金利は13年ぶりの高水準に達している。

世界の海運株、軒並み急落
ガザ停戦案浮上で運賃下げ観測 輸送混乱解消には時間

海運株が急落しており、中東の戦闘を巡る停戦案や紅海航路の安全に関する不透明感が売りの理由となっている。主要海運銘柄が下落し、海運株指数も低下している。停戦実現で紅海航路の安全が確保されれば、運賃や海運株の動向が逆転する可能性がある。しかし、停戦後もコンテナ輸送の混乱が続く見通しであり、混乱や労働争議による運賃急落は考えにくいとされている。中東情勢の深刻化も懸念されており、今後の海運業界の展望は不透明である。

セゾン、住宅ローンでスピード勝負 契約までオンライン 事前審査、3日→15分に

クレディセゾンは、住宅ローンの申請から契約までの手続きをオンライン化し、住宅金融支援機構の「フラット35」の受付を15分で行うように改善。住宅ローン需要の低迷に対応するため、顧客の取りこぼしを防ぐ。住宅ローン申請はデジタル化が遅れており、セゾンはフラット35の手続きをデジタル化し、事前審査や本審査のオンライン受付を開始する。セゾンは、事前審査を15分、本審査を翌営業日に短縮し、他の金融機関とスピード面で差別化を図る。金利の上昇に伴い、固定金利の住宅ローン需要が低迷しており、セゾンはオンライン申し込みの効率化で対応する。

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